2024年11月3日放送
ご指摘の通り、正しくは「新出来町線(しんできまちせん)」でした。お詫びして訂正いたします。
・バラエティ感いっぱいのクイズを楽しく拝見しました。元フィギュアスケーター横井ゆは菜さんのキャラも元気に溢れて惹かれました。次の企画を楽しみにしています。
・衣装の一部を落とすと減点の話では、「髙橋大輔選手が減点されて2位になった」に加え、「優勝者は羽生結弦選手」と紹介されていました。「羽生選手の優勝がタナボタだった」という印象を受けます。放送する際は、もう少し客観的に見て不快に感じる点がないかチェックしていただきたいです。
皆さまからのご意見ご感想を真摯に受け止め、今後もより良い番組づくりに努めてまいります。
第658回放送番組審議会(10月8日開催)では、『日本のチカラ 私の光~全盲のシングルマザー~』(8月24日放送)について審議しました。
放送倫理検証委員会は第199回委員会(10月11日開催)で、「番組か広告か分かりづらい」という視聴者意見が寄せられたTBSテレビのクイズ番組『東大王』特別番組について討議しました。討議されたのは、6月19日に放送された特番『東大王VS難関中学 関東名門校SP』です。
「業界NO.1!味の素SP」と題したクイズコーナーで、冷凍ギョーザや調味料など味の素の6つの商品を紹介してクイズを出題しました。正解の解説には味の素の社員が登場、優勝チームには味の素商品の詰め合わせセットが贈られました。約3時間の番組のうち、このコーナーの放送時間は約30分でした。
放送後、BPOに視聴者から「番組か広告か分かりづらい」「ステマなのかどうか分からない」など、番組に疑問を持ったという意見が多く寄せられ、委員会ではTBSテレビに報告書の提出を求めました。
報告書では、番組の制作にあたり味の素から対価は受け取っておらず、番組側がクイズにしたいと考えた要素だけで自主的に構成したということです。そのうえで、放送中26分間にわたり画面左上に「東大王×NO.1づくし!味の素」のテロップが出続けた点や、「番組かCMか分かりづらい」と受け止めた視聴者がいた点については、結果的に反省すべきことだったとしています。番組プロデューサー陣は、放送前の段階で問題があるとは考えず、考査部門には相談していませんでした。TBSテレビは、制作現場の番組と広告放送の識別の甘さを改めるべく、勉強会の開催やヒヤリハット事例集などで周知・徹底を図りたいとしています。
討議の席で委員からは、「視聴者に身近な商品を取り上げれば視聴率につながると、制作現場が警戒心も後ろめたさもなく当たり前に考えていることに問題の根深さを感じる」「提供社でもない企業の事を殊更に取り上げる方が、その企業と何か裏取引があるのではないかという不信感が視聴者に募る」「これまでの委員会決定で指摘したとおり番組考査が大事なのだが、報告書を読む限り、制作現場は考査の必要性を全く意識せずに放送に至っており問題だ」など厳しい指摘が相次いだ一方、「番組全編を通して一企業を取り上げているわけではない点や、企業の商品情報を番組フォーマットのクイズ形式に落とし込んでいる点において、審議入りの判断をするまでには至らない」という意見も出されました。委員会では最終的に、今後のTBSテレビの自主的な対応に任せるとして討議を終え、審議入りを見送ることにしました。
青少年委員会は第271回委員会(9月24日開催)で、TBSテレビが放送した新型コロナの感染対策を揶揄するドッキリ企画に批判的な意見が寄せられたことについて議論しました。バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』は8月28日の放送回で、新型コロナが猛威を振るっていた当時にテレビのロケ現場で行われていた厳格な感染対策を揶揄するドッキリ企画を放送しました。
肯定的、好意的な意見も一部にあったものの、多くの視聴者から「感染対策をする人々を嘲笑してよいという誤ったメッセージを伝える懸念を感じた」など批判的な意見が寄せられました。
委員会の議論では、「当時は同調圧力の恐ろしさを感じていた人もいたわけで、それを笑いの手段として持ってきたことには違和感を覚えなかった」という意見が出されました。別の委員は「感染症にかかりやすい小児がんの現場などは、今でも厳しい感染対策を強いられている。揶揄されたと感じれば反発はあるだろう」「滑稽な状況として番組企画で演出するには時期が早過ぎたのではないか」という意見もあがりました。委員会では意見が出尽くしたとして、この番組についての議論は今回で終了することになりました。
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