視聴者の声
- 『ドデスカ+』にいただいたご意見です。番組でインタビューされた内容が放送されていましたが、スタッフから「放送で使います」といった声掛けがなかったのは残念でした。カメラを担いでいる方もいましたので、撮影をしているように感じていましたが、ひとこと説明をして欲しいと感じました。
このたびは申し訳ございませんでした。取材や番組制作でお話をうかがう際は、放送や配信で使用させていただく可能性があることを丁寧にご説明するよう、改めて徹底いたします。
- 『ドデスカ+』にいただいたご意見です。安全運転者の証し「SDカード」についての放送を見ました。東海3県で受けられるサービスの特典は分かりましたが、そもそもどこで取得できるのか知りたいと感じました。
「SDカード」は、県の自動車安全運転センターで申請できます。いただいたご意見を真摯に受け止め、今後も視聴者の皆様にとって有益な番組づくりに努めてまいります。
放送倫理・番組向上機構(BPO)からのお知らせ
放送人権委員会は、テレビ東京が放送した警察密着番組について取材される側への配慮を欠き、過度に社会的制裁を加えるものになっていることから、放送倫理上問題ありと判断する委員会決定を3月18日に公表しました。
テレビ東京が2023年3月に放送した『激録・警察密着24時!!』は、愛知県警が捜査していた人気漫画「鬼滅の刃」の商品に関する不正競争防止法違反の疑いがある事案を取り上げ、販売会社の役員ら4人が逮捕される場面などが放送されました。番組で取り上げられた4人のうち2人が、放送によりプライバシーや名誉感情を棄損され、やらせや捏造があると指摘して、委員会に申立てを行いました。
委員会決定では、警察官による再現を事後撮影した部分について、販売会社がキャラクターそのものを真似た商品を扱っていると、一般視聴者に事実とは異なる印象を与えるもので、申立人らの名誉を毀損したと判断しました。しかし、この点については既にお詫び放送などの措置が取られていることで、被害は一定程度回復しているとしました。
一方、放送倫理上の問題については、逮捕された4人のうち3人が不起訴になっていながら、その事実に触れなかったこと、無罪の主張をしている申立人らの言い分や控訴していることが一切述べられなかったこと、警察官による再現が含まれていながら、「“執念の捜査”完全密着」というサイドスーパーのもと、実際の捜査場面であるかのように放送されたことなどを挙げ、正確さ、公正さに問題があると指摘しました。そのうえで、取材される側への配慮を欠き、過度に社会的制裁を加えるものになっていることから、放送倫理上問題ありと判断しました。
この他、委員会は警察密着番組のもつ構造的問題にもふれ、犯罪の抑止力になることや社会の問題点を知らせるなど一定の意義があるとしながら、取材者が警察に密着することで「警察視点」の勧善懲悪のストーリーとなりやすく、「被疑者側の視点」に欠ける危険性があることなどを挙げて、番組制作者に注意を求めました。
次回の放送は2025年5月4日(日)朝5時からです。