2025年1月5日放送
マイナポータルのQ&Aにも「各市区町村において設置する住民向け端末等」とあり、放送上では、市町村の窓口すべてで出来るかのような誤解を招く表現だったかも知れません。ご意見ありがとうございました。
ご指摘の通り、モペットの交通違反について反則点数は「加点」されます。お詫びして訂正いたします。
青少年委員会は第272回委員会(10月22日開催)で、深夜の連続ドラマで性暴力とみられるシーンがあり、視聴者から「番組クレジットにインティマシー・コーディネーターの表記はなく、子役として出演した男児に、精神的なケアが適切に行われたか疑わしい」という意見が寄せられたことを受け、委員による議論が行われました。
インティマシー・コーディネーターは、映画やテレビなどで、俳優らの身体的接触やヌードなどの撮影において、出演者側と演出側の意向を調整する職種です。2017年頃からアメリカの俳優組合のルールに基づく活動が注目され、ここ数年は、日本でも需要が増えていると言われます。
委員会の議論で担当委員は、「ドラマのストーリーは性暴力を肯定する内容ではなかった」としたうえで、「子役の前で成人男性がズボンを下すシーンでは、子役の視線がずっと上を向いて視界に入らないように演出していた」「別のシーンでは、やや年長の子役に成人女性が着衣のまま抱き着いていたが、そこでとどめていた」など、制作側による一定の配慮がうかがえた、と報告しました。
しかし視聴者意見で、インティマシー・コーディネーターの必要性が指摘されたことを挙げ、「このような場面では、精神的なケアをする専門スタッフを入れて制作すべきで、そうした視点が非常に大事だと思う」と担当委員としての意見を述べました。
他の委員は、「現段階ではインティマシー・コーディネーターの必要性など十分な検討がされているのか不明なことも多い。青少年・未成年者が暴力シーンや性的なシーンに出演する際、どのようなケアが必要なのかを、委員会の中で考えを整理したうえで、テレビ局やドラマ制作者と認識の共有を図るほうがよいのではないか」と提案しました。これらの意見を踏まえ青少年委員会では、この問題について今後も議論を続けることにしています。
青少年委員会は第273回委員会(11月26日開催)で、いじめやリンチを彷彿させるなど批判的な視聴者意見が寄せられたバラエティ番組について、委員による議論が行われました。
10月30日に放送された番組では、「ピンポン玉ならどれだけおもいっきりぶつけられても痛くない説」「床屋でのシャンプー中に水攻め不可避説」という企画が放送されました。この内容について視聴者から「芸人はかなり痛がっていて、いじめやリンチを彷彿させる」「子どもが真似したら死につながる」などの意見が寄せられました。
青少年委員会では、「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティに関する見解」を2022年4月に公表していますが、今回の企画について担当委員は、「スタジオでタレントが笑って見ている姿は、見解で問題を指摘したとおりの展開だ」と述べました。また水攻めの企画については、「実際に拷問や殺人に用いられる方法で、子どもの模倣を誘発する懸念がある」と指摘しました。
他の委員は「制作者はコンプライアンスに挑戦している。裏返して言えば、制作者は視聴者に対してある種の信頼感を持って、分かる視聴者には分かってもらえるという前提で制作しているが、そこに認識のずれがあるのではないか。バラエティ番組としての『お約束あり』という前提が、多くの視聴者には共有されていない」と意見を述べました。この問題について委員会では、次回以降も引き続き討論を続けることにしました。
青少年委員会では、中学生・高校生の番組モニター、『中高生モニター』を現在募集しています。バラエティ、ドラマ、ニュースなど、様々なジャンルの番組をテーマに意見や感想を寄せていただき、委員会での議論の参考にします。
モニターの任期は2025年4月から2026年3月までの1年間で、応募条件は任期中に中学1年生から高校3年生までの方です。毎月1回、意見や感想をリポートとして報告してもらいます。謝礼として毎月、図書カード1,000円分が贈られます。募集人員は全国で約30人、応募締め切りは1月24日です。詳しくはBPOの公式サイトをご覧ください。
次回の放送は2025年2月2日(日)朝5時からです。
メ~テレでは皆様からのご意見やご感想を真摯に受け止め、今後のよりよい番組作りにいかしてまいります。番組に対するご意見は
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