石破氏が新総裁に選ばれたことについて政治学の専門家に聞きました。

「ある意味やはり派閥の動きといったものが、背景にあったのではないかと言えるような、そういう総裁選だったんではないかなというふうに思います」（政治学が専門　愛知学院大学 森正 教授）

　投票でキーパーソンとなったのは岸田総理と菅前総理と分析します。

「菅前総理としては、対立する麻生氏が高市氏を推すのであるならば、石破氏を推す。さらに言うと、岸田総理も麻生氏が推す高市氏ではなく、政策的に割と近い石破氏を推した」（森正 教授）

　衆議院の解散時期は？

「首班指名を受けて、総理の方針が初めてそこで示される。逆に言うとそこまでは石破氏は解散の時期を明言することは、まずないだろうと思いますので、10月1日の会見が注目される」（森正 教授）

　今回、自民党のなかで非主流派の石破氏が総裁となったことで変化はあるのでしょうか。

「主流派を占めていた人たちがある意味“退場”するという形になる。自民党の中のパワーバランスも変わってくるかもしれない。党の意思決定のスタイルは変わってくるかもしれない。そこを注目したい」（森正 教授）