藤井七冠のタイトル防衛が決まるか。11日から鹿児島県指宿市で始まった、将棋の「竜王戦第6局」がさきほど初日を終えました。

　今回の対局は、竜王のタイトルを持つ、藤井聡太七冠に佐々木勇気八段が挑戦しています。

　佐々木八段の先手で始まった第6局。

　藤井七冠はお茶を2回、口に含んでから、落ち着いて最初の手を指しました。

　会場の温泉旅館の庭園には、東京や名古屋から訪れた将棋ファンの姿が――。

　記念撮影をしているのは、砂で作った竜王戦のモニュメント。

　ここは、10日に2人の棋士が意気込みを語った場所なんです。

「2年ぶりの指宿で対局させてもらうことになる。精いっぱい力を尽くしたい」（藤井七冠 10日）
「良い将棋を指して盛り上げたい」（佐々木八段 10日）

　佐々木八段のお昼ごはんはお寿司と海鮮丼定食。

　なんとひとりで2人前を注文しました。

　藤井七冠の勝負メシは鹿児島黒毛和牛のステーキ膳です。

　対局では、藤井七冠が2時間にもおよぶ長考をする場面も。

　午後6時すぎ、佐々木八段が、次の一手を封じ、初日の対局が終了しました。

　藤井七冠がタイトル防衛を決めるか、佐々木八段が次の対局につなげるか。勝負は12日の夜までに決まる見込みです。