能登の練り物が流通ストップ 北陸のご当地スーパーに、名古屋の客から励ましの声
2024年1月16日 20:00
名古屋にある北陸のご当地スーパーでは、練り物コーナーの一部の商品が入荷できなくなるなど能登半島地震の影響を受けていました。
名古屋市北区にあるスーパー「アルビス」。富山県に本社があり、石川県内で20店舗を展開している北陸の「ご当地スーパー」です。
Q地震の影響は
「現在でも七尾市にある七尾店は断水も続いていまして、しかし営業については通常通りの営業をしている」「ほかの店舗も商品が落下したりガラスが割れたり被害はありました」(アルビス北区金田店 木瀬啓喜店長)
旬の寒ブリは、流通の一部に影響が出ました。
Q寒ブリについて
「比較的影響の少なかった氷見の寒ブリは地震後も安定して入荷がありましたが、能登の寒ブリとなると流通が少なく先週末やっと入荷があったという状況ですね」(木瀬啓喜店長)
笹寿司や押し寿司は一時的に入荷がありませんでした。
「現在は概ね地震前と同じ状態で販売することができています」「地震があったのが元日だったので、2日3日お正月で本来なら販売したいがなかなか難しかったです」(木瀬啓喜店長)
石川県内の店舗 提供:アルビス
店には募金箱についての問い合わせや、励ましの言葉が続々と届いています。
「本当に心配で、こういうふうに入ってきているのを見て安心して買い物に来させてもらっています」「きょうは(氷見産)ブリのあら。大根も旬なので、大根とあらで煮ようかなと思って」(買い物客)
「他人事ではないなと思うし、悲しい気持ちにもなるし、少しでもこういうものを買って恩返しできればいいかなと思って来た」(買い物客)
「地震のニュースを見ていると気持ちがめいってきちゃうから、でもここで北陸のものたくさん売っているというから少しでもと思って」(買い物客)
急きょ代わりにそろえたのは、富山や福井の練り物
そして、現在も地震の影響を受けている商品も。練り物コーナーの一部の商品が入荷できなくなりました。
「能登のほうの工場なので被災して現段階で製造ができていないということですね」(木瀬啓喜店長)
急きょ代わりにそろえたのは、富山や福井の練り物です。
「北陸の人間としてはやはり北陸の味をこちらのお客さん皆様に食べてもらいたいという思いがあるので、しっかりと販売していきたいと思っています」(木瀬啓喜店長)
(1月16日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)