明治に欧米で人気を博した隅田焼の逸品を集めた企画展 名古屋市の美術館で始まる
2024年2月9日 17:32
明治時代に欧米に輸出され人気を博した陶磁器、「隅田焼」の企画展が名古屋市内で始まりました。
企画展「奇想の輸出陶磁器 隅田焼の世界」が始まったのは、名古屋市東区の横山美術館です。
幕末に現在の愛知県瀬戸市出身の井上良齋が江戸へ行って製陶を始め、明治時代に二代良齋が隅田川沿いに瀬戸伝統の登り窯を築きました。
江戸情緒を感じさせる町人や子どもなどを立体的に造形し表面に張り付け、赤や黒の塗料で仕上げる独特の作風が魅力で、盛んに欧米に輸出されました。
会場には約260点が展示されています。
企画展は5月12日まで開催されています。