「ポケカ」世界大会、今年の会場はハワイ! 名古屋のスゴ腕プレーヤーも参戦 会社勤めの傍ら腕磨く
2024年6月24日 16:01
大人気の「ポケモンカードゲーム」。会社勤めの傍ら、腕を磨く名古屋のプレーヤーが、再び世界に挑む!
ヤマグチヨシユキさん(6月11日)
「ポケモンカード」世界大会 名古屋のスゴ腕プレーヤーが今年も参戦!
人気ゲーム「ポケットモンスター」の世界大会、「ポケモンワールドチャンピオンシップス2024」。
(※以下「WCS2024」)
今年は、8月にアメリカのハワイ・ホノルルで開催される。
メ~テレが密着を続けている名古屋のカードゲームプレーヤーが、去年に続き、今年も世界大会への出場を決めた。
去年の雪辱を胸に、リベンジを誓う!
カードショップ「トレカキャンプ」(名古屋・中区大須 11日)
“品薄状態”が解消されつつある「ポケカ」
「ポケモンカードゲーム」、通称「ポケカ」。
日本初の本格的なトレーディングカードゲームとして、1996年に登場。
2024年3月末現在、93の国と地域で販売実績を持つ。
「ポケカ」を巡っては、ここ数年、人気が過熱し“品薄状態”が続いていたが、メーカーの生産体制の強化などにより、品薄状態は解消されつつある。
名古屋・大須のカードショップ「トレカキャンプ」には、6月に発売されたばかりの新商品などが、ずらりと並ぶ。
店によると、十分な在庫を確保できるようになったため、今は購入個数の制限を設けていないという。
2024年シーズンのヤマグチヨシユキさん(4月)
“6度目”の挑戦となる「世界大会」 去年の結果は…86位
名古屋市に住む「ポケカ」プレーヤーのヤマグチヨシユキさん(25)。
過去に、メーカーから“四天王”に選ばれた実力を持つ、「ポケカ」業界では、超有名なプレーヤーだ。
2023年9月からスタートしたポケカの「2024年シーズン」。ヤマグチさんは、さまざな大会で優秀な成績を収め、「WCS2024」の出場権を獲得した。
「去年の世界大会では力の差を感じました。準備の部分で、もう少し詰めることができたと思うので、悔いが残る大会でした」(ヤマグチヨシユキさん)
去年8月、神奈川県横浜市で開催された「WCS2023」。初の日本開催で、約50の国と地域からプレーヤーが集結し、熱戦を繰り広げた。
去年、メ~テレはヤマグチさんの世界大会挑戦に密着し、夕方の番組で放送した。
世界大会の「カード部門」は、年齢によって3つのクラス(ジュニア・シニア・マスター)に分かれていて、ヤマグチさんはこれまで、5度(ジュニア×2、シニア×1、マスター×2)の出場経験がある。
社会人になって初めて挑んだ去年の世界大会は、86位だった。(※マスターに出場)残念ながら、予選敗退となってしまった。
この悔しさをバネに、ハワイへの切符をつかみ取った。
2024年シーズンのパートナーカード「キュワワー」
「2024年シーズン」のパートナーカードは…
「この1年必死にくらいついてきました」(ヤマグチヨシユキさん)
再び手にした世界大会の切符。「ポケカ」は、1カ月から2カ月に1回のペースで新商品が出るため、その都度、環境や戦術が大きく変化するという。
ヤマグチさんは、会社勤めの傍ら、「ポケカ」の腕を磨いている。
「強く居続けようと思うと、ずっとやっていないといけない」と、トッププレイヤーならではの苦労を話す一方で、「大変だが、面白いし、楽しい」と魅力を語る。
ヤマグチさんが「ポケカ」に出会ったのは5歳のころ。
20年たっても、「ポケカ」はヤマグチさんを魅了し、夢中にさせている。「2024シーズン」を一緒に戦ってきた、ヤマグチさんの“パートナー”と呼べるカードを1枚教えてもらった。
「『キュワワー』の良いところとしては、山札の上からカードを引き込む力があるところ。ただし、まくった2枚のうち1枚はロストゾーン(※ゲーム中、二度と再利用ができない場所)に送られてしまうため、慎重にかつスピーディー(※試合時間は25分のため)なリスクリターンの思考を常に行う必要があります。強力な力を持っていますが、完璧に扱うのが難しいところもこの『キュワワー』の魅力だと感じています」(ヤマグチヨシユキさん)
名古屋からハワイへ!目指すは上位入賞
「WCS2024」は、アメリカのハワイ・ホノルルで、8月16日から18日(※現地時間)の3日間の日程で開催される。
ゲーム部門、カードゲーム部門、「ポケモンGO」部門、「ポケモンユナイト」部門の4つのポケモンゲームで、世界一を競う。
「ハワイに行くのは初めて」と話すヤマグチさん、ハワイでやりたいことを聞いてみたところ、「浜辺に寝そべって海を眺めたい」と笑顔で語ってくれた。
初のハワイ、観光も楽しみだ。
世界大会まで約2カ月、特訓の日々が続いている。6度目の世界大会、名古屋のプレーヤーが、ハワイでのリベンジを誓う!
「世界中から集まるプレーヤーとの交流が楽しみです。前回の結果がよくなかったので、最終トーナメントに残る。上位8人に残りたいです」(ヤマグヨシユキさん)
(メ~テレ記者 中世古 鋭児)