医療ミスで16歳の男子高校生が死亡 研修医が誤診し治療が遅れる 日赤名古屋第二病院

2024年6月17日 19:41

名古屋市の日赤名古屋第二病院は去年、救急外来を受診した16歳の男子高校生が医療ミスで死亡したと発表しました。

 死亡した男子高校生は去年5月、腹痛や嘔吐などを訴え救急外来を受診しましたが、研修医に「急性胃腸炎」と診断され、帰宅しました。

 症状が改善しないことから同じ日に再び受診しましたが、別の研修医も適切な判断ができず、入院は翌日の午後になりました。

 その後、男子高校生は入院した日の深夜に心肺停止となり、16日後に腸閉塞や高度な脱水を引き起こし、死亡しました。

 病院は、救急外来で研修医が重症度を低く判断したことや、上級医に適切に相談しなかったことなどが原因の医療ミスと認め、遺族に謝罪しました。

 

これまでに入っているニュース