JR東海「ブレーキ操作したが減速できず」 あすは始発から運転再開目指す 保守用車両が衝突し脱線

2024年7月22日 21:21

東海道新幹線の線路で保守用の車両同士が衝突し脱線した事故について、JR東海は「ブレーキを操作したが減速できなかった」として原因を調査していることを明らかにしました。

 22日午前3時37分に、東海道新幹線の豊橋駅と三河安城駅の間の上り線で保守用の車両同士が衝突し、脱線する事故が発生しました。

 車両の撤去など復旧作業は午後9時ごろまで続き、東海道新幹線は始発から、名古屋駅と浜松駅の間の上下線で運転を見合わせました。

 JR東海によると事故現場は下り坂で保守用車両は時速40キロほどで衝突したということです。

事故の原因について、JR東海は会見で「ブレーキ操作は行われていましたが、何らかの原因により減速できなかったと思われます。詳細については現在調査中です」などと説明しました。

この他、車両同士が接近すると自動でブレーキをかける安全システムも作動していましたが、実際には、ブレーキが作動しなかったとみて詳しく調査を行うとしています。

この事故で追突した車両を運転していた作業員が首の骨を折って入院したということです。

23日については始発から全線での運転再開を目指すとしています。

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