子どもでにぎわう市民プールの“熱中症””対策 こまめに水分補給、足裏やけどにも注意
2024年7月23日 16:31
各地で猛暑日、危険な暑さです。夏休みの子どもでにぎわう市民プールも熱中症対策を取っています。
夏休み、市民プールは、元気いっぱいの子どもたちで賑わっています。
北区の「楠プール」で、今年の熱中症や暑さの対策を聞きました。
「子どもたちはここまで来るのに、すごく汗をかいて来ているので、まずはここで子どもたちの顔や表情を見て、体調に不安がないか確認をしています」(名古屋市教育スポーツ協会 施設経営課 門内宏之さん)
まずは、入口で、子どもたちの様子をチェック。顔色が悪いなど、体調が悪そうな場合は、入場を断ることもあるそうです。
足裏のやけど防止でサンダル持ち込みがOK
常に水をまいて、足の裏が熱くないように
日差しの当たるプールサイドはとにかくアツイ!
こちらのプールでは、足の裏のヤケド防止のため、サンダルの持ち込みを認めたほか――
「ミストの機械を設置したり、シャワーで水をまいたり、少しでも周辺の温度を下げる取り組みをしています。あっという間に水が乾くので、常に水をまいて、足の裏が熱くないようにしています」(門内さん)
熱くなりやすいマンホールには、マットをかぶせて対策をしています。
「水質の保護で断っていたが、近年の暑さで日焼け止めクリームは、ぬって入ることができます」(門内さん)
「直射日光から身を守ることが大事ですね」(上坂嵩アナウンサー)
「はい、その通りです」(門内さん)
外の気温が高いと水温も高くなる
油断は禁物!プールでも起こる熱中症
そして、熱中症予防で大切なのが、“水分補給”です。
「『ここでの飲食は禁止』と書いてあるが、元々はだめだったが、今は飲むことを推奨?」(上坂アナ)
「そうです。食べ物はお断りしているが、水分はこまめにとってもらいたいということで、テントの下で水分補給してもらっています」(門内さん)
水の中で遊んでいても、 熱中症になることはあるので油断は禁物。
外の気温が高いと水温も高くなるので、体の熱が逃げにくくなります。
こちらのプールでは、1時間に1回、10分間の休憩時間を設けていて、日陰での水分補給を呼びかけています。
「親からお茶飲んでねとか、熱中症に気を付けてと言われています」(小学生)
監視員 和田一広さん
監視員の熱中症にも細心の注意を払う
一方、プールの安心・安全のため、様子を見守る、監視員の皆さんの熱中症対策は――
「保冷グッズなども着用しながら、暑さをしのいでいます」(監視員 和田一広さん)
そのほか、15分から30分に1回、休憩時間を設けるなど、監視員の熱中症にも細心の注意を払っています。
「子どもたちから楽しいという声をもらうと、あしたも頑張ろうと思う。しっかりと体調管理をし、子どもたちの安全を守っていきたいと思います」(和田さん)