「巨大地震注意」呼びかけ15日終了 高齢者が避難先から元の施設に 尾鷲市

2024年8月16日 17:13

南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」の呼びかけが15日終了したことを受け、三重県尾鷲市では、グループホームの高齢者が避難先から元の施設に戻りました。

 尾鷲市の「グループホームあいあい」の入所者9人は、8日の「巨大地震注意」の発表を受け標高の高い場所にある、別の施設に避難していました。

 15日、「注意」の呼びかけが終了したため入所者は、16日元の施設に戻りました。

「1週間と長くなりストレスもたまってきているようだった。早く施設に戻したいという思いもあった」(運営法人 副理事長 楠珠里さん)
  
「向こうは雰囲気が違う。こっちに長い間いたから。(ここのほうがいい?)はい」(入所者)

 施設を運営するNPO法人は、これまで防災備品を、ほかの2つの施設の分も合わせて1カ所にまとめて置いていましたが今後、各施設の各階に分散して置くことを決めました。

 また、置いていなかった携帯トイレの購入や施設内の避難誘導マークを増やすことを検討しているということです。

「避難用の物品揃えて、避難訓練も十分行っていきたい」(楠珠里さん)

 

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