「頭脳の格闘技」小学生日本一になった4年生のスゴ技 車のナンバーで頭脳トレーニングも! 愛知
2024年9月23日 17:08
愛知県小牧市の小学4年生が8月、「頭脳の格闘技」の大会で小学生日本一に輝きました。頭と目と指を駆使した、圧巻の凄技とは。
愛知県小牧市の小学4年生、青木瑛斗さん9歳。
自宅を案内してもらうと、たくさんのトロフィーが並びます。
瑛斗さんの特技は――
「そろばんです!」(青木瑛斗さん)
「全日本珠算選手権大会」で小学生日本一に
「全日本珠算選手権大会」で小学生日本一に
8月、京都で行われた「全日本珠算選手権大会」。
5歳から74歳まで、全国から集まったそろばんのつわものたち666人の中で、瑛斗さんは、個人総合競技で小学生日本一に!
1500点中1490点をとり、全参加者の中でも6位の成績をおさめました。
「掛け算を1問落としたのを気づいて、少し悔しかったんですけど。切り替えができて、小学生日本一にいけた。少し完璧」(瑛斗さん)
Q.日本一になったときは
「心の中でよっしゃー!って」(瑛斗さん)
3分半で30問を暗算で解く
瑛斗さんの実力は…
瑛斗さんに、その実力を披露してもらうと――
そろばんに触れることなく、頭の中で計算をしていく瑛斗さん。
制限時間3分半のなかで、小数点の入った計算など30問を解きました。
両親ともに、そろばん塾の講師
才能を磨いたのは両親
「4歳から、そろばんを始めました」(瑛斗さん)
瑛斗さんはそろばんを使わずとも、頭の中で珠をはじいて計算できるといいます。
瑛斗さんの才能を磨いたのはご両親で、2人ともそろばん塾の講師をしています。
「難しい問題を解いたりだとか、難易度の高いものをやるのが好きで。チャレンジ精神が強い子なので」(父・青木龍輔さん)
青木瑛斗さん(9)
車のナンバーで頭脳トレーニング
瑛斗さんは、日常でもふとしたことで頭脳のトレーニングをしています。
Q.何か見ちゃえば計算したくなる
「車のナンバーとか計算する時が多い」(瑛斗さん)
様子を見せてもらうと、景色を見ているだけのようですが実は――
周囲を走る車のナンバープレートを見て、暗算を楽しんでいたんです。
しかも、掛け算!
日本一に輝いたのは、これまでで8回に及ぶ
日本一に輝いたのは、これまでで8回
瑛斗さんはそろばん検定の最高峰、珠算十段を去年8歳4カ月で取得。
年齢別などの大会で日本一に輝いたのは、8月の選手権大会を含め、これまでで8回に及びます。
大きな大会では、大人も子どもも同じ会場で、同じ問題をよーいドン!で一斉に解くことになります。
一体どんな世界なんでしょう、緊張はしないのでしょうか。
「すごい選手たちがいっぱいいるので、緊張。隣の選手もすごい選手だったので、緊張しながらも自分なりにできたかな」(瑛斗さん)
瑛斗さんの目標は「発明家」
瑛斗さんの目標は?
日本一をかけた大会に参加する意義を、龍輔さんに聞くと――
「毎日、継続して反復して練習していくのが大切ですが、結果だけじゃなくて過程とか。ありとあらゆる経験を積む上で、大会の存在は欠かせない」(龍輔さん)
そんな瑛斗さんのこれからの目標は――
「今年取った、全日本小学生日本一を2連覇することを頑張りたい。まだ確定しているわけではないけど、科学者…発明家になりたい」(瑛斗さん)