「上げ馬神事」関係者12人を動物愛護法違反容疑で書類送検 三重・桑名市の多度大社
2024年9月24日 19:28
三重県桑名市の多度大社で行われた「上げ馬神事」で、馬に暴力的な行為をしたなどとして、関係者が書類送検されました。
警察によりますと、動物愛護法違反の疑いで24日に書類送検されたのは、神事の関係者12人です。
12人は去年5月の上げ馬神事で、馬に暴力的な行為をしたり、急な坂を上らせたりした疑いがもたれています。
上げ馬神事は、高さ約2mの土壁を乗り越えた回数で農作物の豊凶などを占う伝統行事です。
去年は脚を骨折した馬が殺処分されたことなどから、動物虐待との批判が集まり、動物愛護団体が刑事告発していました。
今年は土壁を無くすなどの改善策がとられ、人や馬にけがはありませんでした。
神事を主催する団体の伊藤善千代会長は「今後も改善を重ねながら、安全な神事の運営に努めたい」とコメントしています。