「政治とカネの問題にメスを」立憲民主党 野田佳彦代表が就任後初の地方遊説 代表質問では石破総理を追求

2024年10月7日 16:47

次の衆院選に向け、石破総理が裏金問題に関わった議員の一部を非公認とする方針を示したことに対し、立憲民主党の野田佳彦代表が代表質問で石破総理に追求しました。

「裏金問題というのは、事実上の脱税事件じゃありませんか」(立憲民主党 野田佳彦代表)

 6日、岐阜県内で就任から初となる地方遊説を行った立憲民主党の野田代表。

 石破総理が十分な国会論戦をしないまま解散を表明したと批判するとともに「政治とカネの問題」について、改革を進めていくと強調しました。

「私はこうした石破さんの、いわゆる変貌を見るとショップを変えただけでは、表紙を変えただけでは、自民党は変わらないとつくづく感じました。本気で我々は政治改革を進めようと思っています。企業団体献金の禁止、政策活動費は廃止、不正の温床になるものにしっかりメスを入れる法案を月曜日に提出をいたします」(野田代表)

 

石破茂総理大臣

代表質問では厳しい質問が

 そして7日、本会議では代表質問が行われ、野田代表は石破総理に、裏金議員の公認や処分について、厳しい質問を投げかけました。

「最初は自民候補として公認に相応しいかどうか徹底して議論をしていくという話をしていた。公認をしないことを念頭に置いているんだと思っていたが、日々トーンダウンし、対応も日々変わっているようなちぐはぐさも感じている。このような甘い対応をしなければならないのは、自民党の4月の処分がそもそも大甘だったからです。自民党は4月甘い処分で幕引きを図ろうとしたときに総理が声を上げて異議を唱えることはなかった。なぜですか」(野田代表)

「昨日、自民党総裁として公表した方針に基づき公認に向けた手続きを進めているところであり、現時点において、公認となる方が誰かは確定していない。一連の収支報告書の不記載の問題にかかる自民党の対応については、外部の有識者を加えて議論を行い、公平に判断されたものと認識しており、また処分の後も党として政治資金規正法の改正を含む再発防止策に取り組んできたところであり、甘い処分で幕引きを図ろうとした認識はない。まずは改正政治資金規正法を徹底的に順守するとともに、政治資金に関する独立性の担保された機関の在り方など、残された課題の検討を進め、課題についての結論を得ていくことが必要だと思う(石破総理大臣)

 

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