名古屋・栄に全長11mのモササウルス骨格が初登場 12日から「恐竜ミュージアム」
2024年10月11日 16:56
恐竜ファン必見のイベント「恐竜ミュージアム」が、12日から名古屋・栄で開催されます。注目は全長11メートルの巨大な骨格標本。いま、ファンの間ではティラノサウルスと並ぶほどの人気者です。
名古屋・栄のソニーストアで12日から開催される「恐竜ミュージアム」が、報道陣に公開されました。
今回のテーマは、約8000万年前の白亜紀後期の恐竜の世界です。骨格標本の展示をはじめ、CG映像やワークショップなど、恐竜の世界をより身近に体験できます。
「今回の展示の目玉は、海を泳いでいたとされる生き物『モササウルス』です。全長はなんと11メートルもあります」(松崎杏香アナウンサー)
企画・監修にあたった「恐竜くん」こと田中真士さん
モササウルスの驚きの生態
恐竜ミュージアムの企画・監修として関わっている「恐竜くん」こと田中真士さん。
「鋭い歯が並んでいますが、中にもう一組2列歯があります。口を開けても引っかかるので絶対に獲物を逃がさない。まるで執念が形になったような。大食いキャラクターで、学者のイメージも世界共通みたいになっています。おなかの中から、サメが少なくとも2体とクビナガリュウ1体、もう少し小型の別のモササウルス類が見つかりました」(田中さん)
会場には、モササウルスの歯形が残るアンモナイトも展示されています。
モササウルスは、ハリウッド映画「ジュラシック・ワールド」に登場して以来、ティラノサウルスと人気を二分しているそうです。さらに驚きの事実が。
「モササウルスは昔『海トカゲ竜』なんて言われていたこともあるんですが、恐竜ではなくて大きなトカゲなんです。コモドオオトカゲという世界最大のトカゲがいますが、あれが何倍にも大きくなって手や足をヒレに変えて自由に海の中を泳ぎまわっていたイメージです」(田中さん)
コモドオオトカゲといえば、この夏日本で東山動植物園にしかいないと話題になったトカゲ。より親近感がわいてきます。
「恐竜ミュージアム」は12日から27日まで開かれます。入場は無料で、事前の申し込みでワークショップなどにも参加できます。