真の大学日本一を決める!伊勢路を駆け抜ける「全日本大学駅伝」3つの優勝候補に迫る

2024年10月31日 17:06

11月3日に開かれる全日本大学駅伝。箱根、出雲と並ぶ学生3大駅伝の1つ伊勢路を駆け抜ける戦い、今年の勢力図はどうなっているのでしょうか。

史上初の5連覇を目指す駒澤大

 熱田神宮から伊勢神宮まで106.8km。

 真の大学・日本一を決める戦い、それが「全日本大学駅伝」。

 今年は3校が優勝候補にあがっています。

 まずは去年、4年連続16度目の優勝を果たした、王者・駒澤大学。

 今年のチームを引っ張るのは、キャプテンの篠原倖太朗選手。

 ハーフマラソンと屋外の5000mで日本人学生記録を持っています。

 「主将がチームを勝たせてきた。絶対的エースとして君臨して、ついていけば自然と強くなるという主将の姿を見てきた中で、先輩から受け継いだものを後輩に受け渡したい」(駒澤大 主将 篠原倖太朗選手)

 

駒澤大 主将 篠原倖太朗選手(4年)

史上初の5連覇へ

 先輩から託された「たすき」を今度は後輩へ。

 キャプテンとしてチームを前人未到の5連覇に導きます。

 「過去の先輩たちから『全日本だけは勝ってほしい』言われてきていた。誰もやっていないことを、自分たちの代でというよりも、今までつないできた人たちのためにもやりとげたいと思います」(篠原選手)

 

青山学院大 原晋監督(57)

原監督率いる青山学院大「過去最高の布陣」

 そんな駒澤の5連覇に待ったをかけるのは――

 「私も監督になって21年目だけど、過去最高の布陣がそろっている」(青山学院大 原晋監督)

 3大駅伝13度の優勝を誇る、名将・原晋監督率いる青山学院大学。

 5000mのチーム平均は出場27チーム中トップと層の厚さが武器です。

 「久しぶり(6年ぶり)に勝ちに行きます。3度目の優勝目指して、チーム一丸で頑張ります」 (原監督)

 ところで、原監督といえば大会前に作戦名をあげるのが毎年恒例。

 「男前大作戦(2021年)」、「プライド大作戦(2022年)」「名古屋大作戦(2023年)」

 気になる今年は――

 「発表するのはまだですね。早いですね。適当に「〇〇作戦」をやっているわけじゃない」 (原監督)

 2日の監督会見に注目です。

 

國學院大學 主将 平林清澄選手(4年)

出雲優勝の國學院「勢力図を変える」

 そして、打倒・駒澤の有力候補がもう1校。

 10月行われた出雲駅伝で駒澤を抑え、優勝を果たした國學院大學。

 注目はエースでキャプテンの平林清澄選手です。

 「『その人が走れば絶対優勝できる』という安心感があるのが、絶対的エース」(國學院大 主将 平林清澄選手)
 
 168cm、44kg、体脂肪率は驚異の3%。

 細身ながら安定感のある走りで、去年の全日本では、7区区間賞。

 さらに今年2月、初めてのフルマラソンとなった大阪マラソンで優勝。
  
 初マラソンの日本人最高記録を残しました。

 大学駅伝3冠へ。エースが全日本初優勝を狙います。

 「大学の勢力図を変える。エースらしい勝負を決める走りをしたい」(平林選手)

 (10月31日放送 メ~テレ『ドデスカ+』「じもスポ!」コーナーより)

 

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