「ウミガメに角?」SNSで大反響 カメの様子をほぼ毎日投稿 三重・道の駅ウミガメ公園
2024年11月23日 13:09
三重県の「道の駅ウミガメ公園」が発信したSNSの写真が大きな反響を呼んでいます。カメの頭に「角(つの)」があるんだそうです。
足をいっぱいに広げて、ゆうゆうと泳ぐ姿。そして、丸い頭につぶらな瞳。海の人気もの「ウミガメ」です。
三重県紀宝町にある「道の駅ウミガメ公園」。
誤って漁業の網にかかった野生のカメの保護をしています。
今、コチラの施設の公式Xが、話題になっているんです。
“ある投稿”には、7万以上の“いいね”が――。
内容は、館内にある質問コーナーによせられた、こんな疑問。
「なんでカメにも、つのがあるカメもいるの?」
カメに角…!?あの、丸い頭に角があるのでしょうか、飼育員に話を聞きました。
「一生懸命書いてくれた、おもしろい質問だなと思いました」(道の駅ウミガメ公園 飼育員 伊藤柊也さん)
提供:道の駅ウミガメ公園
「本当によ~く見ないとわからないくらい」
いったいどこに角があるか、わかりますか?
よく鼻の下を見てみてみると、これがカメの角だといいます。
横から見てみると、わずかに、1mmほどの突起がみえます。
「卵角というもので、卵を内側から子ガメが破るために使う、トゲのようなものと回答させていただきました」(伊藤さん)
卵角とは、生まれてまもない時にしかない“期間限定”の角。
小さな角ですが、卵の殻を破り生まれてくるという、とても重要な役割があるんです。
「本当によ~く見ないと、わからないくらい小さいもので、測ったことはないが、1mmか、それより小さいくらいの角。ふ化後は1~2カ月すると、もう見えなくなります」(伊藤さん)
Xに投稿されると、「『へー』を連打したい」、「観察力がすごい!!」、「卵を割るには、このくらいで十分なんだな」など100件以上のコメントがあがりました。
道の駅ウミガメ公園では、ほぼ毎日飼育しているカメの姿や活動の様子をXに投稿しています。
「いろんな方にカメのことを知っていただくのは、とてもうれしいです。SNSをやる意義の1つに、カメのことを知っていただくことがあるので、その役目の1つを果たせたのではないかと思います」(伊藤さん)