「103万円の壁」引き上げ巡り 愛知県市長会が「減収を懸念」 自民党愛知県連との意見交換会 名古屋市
2024年11月23日 21:01
国の来年度予算をめぐり自民党愛知県連の議員と愛知県市長会との意見交換会が23日、名古屋市内で行われ、市長らから「年収103万円の壁」の引き上げについて、地方税収が減ることを懸念する意見が出されました。
意見交換会には、自民党愛知県連の国会議員ら21人と愛知県内の25の市の市長らが出席しました。
会の冒頭、国の来年度の予算編成について地方財政の充実と強化などを求める提案書が、市長会から丹羽秀樹県連会長に手渡されました。
また、会合では、年収103万円を超えると所得税が発生する「103万円の壁」の引き上げについて、自治体の税収が減ることを懸念する意見が市長会側から出されたということです。
丹羽秀樹自民党愛知県連会長
「自治体の税収分が減ることを非常に各自治体の首長の皆さんが心配していた。そういったことがないように我々政府として色々考えてやっていきたいと話をした 」
「103万円の壁」については引き上げることが22日に閣議決定していて、今後、引き上げ幅や地方税収への影響が焦点となっています。