新型コロナの助成金制度を悪用 6700万円だまし取った会社社長に懲役5年判決 名地裁

2024年12月3日 17:14

新型コロナの助成金制度を悪用し、約6700万円をだまし取ったなどの罪に問われた男に、懲役5年の判決です。

 詐欺などの罪に問われたのは、香水などを販売する愛知県瀬戸市の会社「ジーラック」の社長、中嶋恒彦被告(40)です。

 起訴状などによりますと中嶋被告は他の人物と共謀の上、休業手当などを支給した事実がないにもかかわらず、新型コロナの雇用調整助成金の支給を申請し、2020年から翌年にかけて合わせて約6700万円をだまし取ったなどとされています。

 検察側は懲役8年を求刑していました。3日の判決で名古屋地裁は、「組織的・常習的犯行で被害額も多額」とした一方で、「被害全額をすでに弁償している」などとして、懲役5年を言い渡しました。

 

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