今季最強の寒気襲来　エアコントラブルに注意　ポイントは室外機　雪は取り除く

今季最強の寒気に警戒をしてください。この地方のホームセンターでは、人々が対策グッズを買い求めています。

　冬型の気圧配置が強まる影響で、東海3県では10日にかけて岐阜県の山地を中心に大雪に警戒が必要です。

　名古屋を含む濃尾平野でも、積雪となる可能性があります。寒気が予想よりも強まった場合は、警報級の大雪の範囲が広がる恐れがあります。

　名古屋市北区にある「DCM21名古屋城北店」ではーー

　店頭には様々な用途に合わせたカラフルな雪かき用のスコップがおかれ、週末の雪予報に備えています。雪予報になると売れるものがあるそうでーー

「服に雪が付いたりするので、防水スプレーを付けておくと撥水ができて効果的」(DCM21名古屋城北店　宮島仁志さん)

　過去に、名古屋が大雪に見舞われた映像を見てみます。2022年12月には当時、名古屋で8年ぶりとなる10cm以上の積雪を観測。

　大雪を喜ぶ人もいる一方、名古屋高速が全区間で通行止めになるなど交通への影響がでました。

　こちらは2018年1月の名古屋市内。名古屋の積雪は1cmでしたが、気温が低い時間帯が長く路面がスケートリンクのように凍結しました。交差点などでは、転倒する人が相次ぎました。

　店に買い物に来ていたお客さんも雪の予報に不安を感じていました。

Ｑ.カイロを手に持っているが、買いに来たのか
「家にあるものが無くなったので買いに来た」(買い物客)

Ｑ.また明日以降寒くなるが、予報は見たか
「それを見て、まだ要るなと思って買いに来た」(買い物客)

「一応スコップと長靴は用意してある。年に1回くらいは降るので、そのために一応用意している」(買い物客)

「雪降っていたら心配。車が危ないくらいだったら仕事に行けない」(買い物客)

　雪によるエアコントラブルにも注意が必要です。

　家電などを作る三菱電機の調査によりますと「雪が降ったときにエアコンのトラブルに見舞われたことがあるか」という問いに18.5％、2割近くの人が「ある」と答えています。

　具体的なトラブル内容は、「暖房の利きが悪くなった」「急に暖房運転が止まってしまった」「暖房がつかなかった」などとなっています。
　
　このような事態を避けるためのポイントは室外機です。

　室外機の周りや上にあるものを雪が降る前に片づけておくことが大切です。もし室外機周辺に雪が積もったら、吹き出し口の前が20cm以上空くように雪を取り除いてください。吸込み口も同様です。

　また、故障と勘違いするトラブルとして多いのが「霜取り機能」だそうです。これは、霜を溶かすために熱を室外機に回している状態で、少し時間をおくと通常運転が再開するので、焦らず待ってほしいとしています。