地下鉄東山線「柳橋駅」新設構想 名古屋市が調査打ち切りへ 費用対効果など理由
2025年2月19日 23:02

名古屋市は、地下鉄東山線の「柳橋駅」構想について、建設に向けた調査を打ち切ることを決めました。
東山線の名古屋駅と伏見駅の間に、柳橋駅を設置する計画は、1957年の地下鉄開業当初に利用者が見込めないとして見送られましたが、リニア中央新幹線の開業に向けて、再び設置の検討が進められていました。
しかし、建築費の高騰などで事業費が膨らみ、費用対効果が期待できないとして、柳橋駅を新設するための調査を3月末で打ち切るということです。
「非常に乗車の多い区間でもありまして、当然デメリットとしては、駅ができることによって、名古屋から栄に行く時間も長くなるという点もあるので、総合的に判断する必要がある」(名古屋市・広沢一郎市長)
代わりに、柳橋駅の建設予定地周辺に、2026年度にも開通する路面公共交通システム「SRT」の停留所を検討するということです。