「捨てるのがもったいなかった」賞味期限を改ざんしてどら焼きを販売 岐阜・大垣市の小売業者
2025年3月18日 13:59
岐阜県大垣市の小売業者が、仕入れたどら焼きの賞味期限を改ざんして販売していたことが分かりました。

改ざんされた賞味期限シール(提供:岐阜県)
賞味期限の改ざんをしていたのは、岐阜県大垣市の小売業者、南国商事です。
岐阜県によりますと南国商事は去年12月21日から31日までの間、愛知県内のスーパーで企画した九州物産展で、1箱20個入りのどら焼きの賞味期限が切れているにもかかわらず、表示を改ざんして販売していたということです。
製造会社が決めていた本来の賞味期限は「2024年12月20日」でしたがその表示シールをはがし、「2025年2月15日」と記載されたシールに貼り替えて販売していたということです。
南国商事は県に対し「捨てるのがもったいなかった。消費者の方には大変申し訳ないことをした」などと話しているということです。
この期間に販売されたのは8箱ですが、これまでに健康被害の報告はないということです。
県は南国商事に対して、原因究明やチェック体制の強化などの対策を講じてその内容を来月18日までに書面で提出するよう指示しました。