名鉄観光バスが新型コロナの助成金140万円を不正受給 勤怠記録の修正漏れ 約20億円の全額を返納
2025年4月15日 10:21
名古屋市の名鉄観光バスが新型コロナ対策の助成金を140万円ほど不正に受給し、総額およそ20億円を返納していたことがわかりました。

愛知労働局が入る建物
名鉄観光バスによりますと、2020年3月から受給していた新型コロナ対策の雇用調整助成金について、愛知労働局からおよそ100件、140万円相当が不正と認定されたということです。
去年1月に労働局からの指摘で社内調査を行ったところ、管理職を中心に、記録上は「休業日」となっていたにもかかわらず、パソコンの使用履歴や社用車の使用状況などから、実際は出勤していたことが判明しました。
これを受けて、名鉄観光バスは、3年間に受け取った助成金の全額や違約金など、あわせておよそ20億円を労働局に返納したということです。
名鉄観光バスは「真摯に受け止めて再発防止に努めたい」とコメントしています。