袴田さん無罪判決 海外でも大きく報じられる 日本の「人質司法」にも注目

2024年09月26日 21:52
 1966年に一家4人が殺害された「袴田事件」で死刑が確定している袴田巖さんの再審=やり直しの裁判で無罪判決が言い渡されたニュースは海外でも大きく報じられています。  イギリスの高級紙「テレグラフ」は26日、「世界で最も長く死刑囚として収監されていた袴田巖さんに無罪判決が言い渡された」と報じました。  袴田さん側は長年、「自白は強要された」と主張していたことから、テレグラフは「人質司法」と呼ばれている被疑者や被告人を長期間、勾留する日本の刑事司法制度が今回の判決で注目を集めていると指摘しています。  袴田さんに無罪判決が言い渡されたニュースはロシアや中国など、世界各国でも伝えられています。  また、AP通信も事件の経緯を詳細に解説したうえで「日本の死刑制度廃止を巡る議論を再燃させる可能性がある」と指摘しています。

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