アメリカ・ニューヨークで日中外相会談が行われ、上川外務大臣は中国で日本人の男子児童が刺され死亡した事件について、事実解明や反日的なSNS投稿の取り締まりなどを強く求めました。 上川外務大臣 「日中関係の基礎は何よりも両国の間の国民交流にこそある。その国民交流に深刻な打撃を与える大きな事件が発生を致しました」 　およそ1時間の会談で上川大臣は、一刻も早い動機解明と明確な説明、安全確保のための具体的な措置を要請しました。 　また、根拠のない悪質で反日的なSNSの投稿の早急な取り締まりの徹底を強く求めました。 　一方、中国側の発表では、王毅外相は事件について「個別の案件だ」と主張したうえで「法に則って調査・対処し、中国に住む外国人の安全を守る」としました。 　そのうえで、「日本側は冷静かつ理性的に対処し、事件の政治化や拡大化を避けるべき」だと強調しました。