外来種とは元々国内には生息していなかったもので、人間によって外国から持ち込まれた生物のことを言います。その全ての種が問題になっているわけではないのですが、中には元々その地域に生息していた在来種を食べたり、食物を横取りして絶滅させてしまったり、在来種と交雑することで雑種をつくってしまい在来種の遺伝子を絶やしてしまったり、畑の農作物を食べたり、人間に噛み付いて病原菌をうつしたり、外来種の植物が日陰をつくり在来種の植物が枯れてしまったり・・・等など様々な問題を起こしてしまうものもあります。
そしてこれらの多くは、ペットとして輸入された動物や昆虫、鑑賞や栽培が目的で持ち込まれた植物が増える現代、自分たちでは世話が出来なくなってしまい外に逃がしたり捨てたりした身勝手な人たちの取った行動の結果と言えるでしょう。そうして本来その地域に生息しないはずの生物が野生化し、その場に定着してしまうのです。大自然を壊しているのは他でもない私たち人間なのです。
以前げりらっパではヌートリアを取り上げましたが、今回は水辺の外来種として、魚や植物に目を向けてみました。この放送を見て興味を持った方々は是非自分たちの手で外来種駆除のお手伝いをしてみませんか?日本の将来を守るのは君たちだ!!
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