名古屋から世界へ、コンテンツづくりに情熱を注ぐ
北川 咲絵
テレビ業界やメ〜テレで働こうと思った理由を教えてください!
昔から音楽を聴いたり映画を見たりすることが好きで、大学ではエンタメ作品について研究ができる表象文化論を専攻。漠然とエンタメ業界で働きたいと思っていたのですが、特にコンテンツを海外に発信することに興味がありました。就職活動では、テレビ局以外にも芸能事務所や映像・音響機器メーカーなど、エンタメに関われる会社を中心に検討。その中でもメ〜テレに惹かれたのは、当時(2017年)から映画事業で国際的なチャレンジを続けながら、しっかりと評価を受けていたから。コンテンツを通じて日本と海外をつなぐチャンスが掴めると思い、入社を決めました。
入社してから現在まで、どのような経験をしてきましたか?
現在の部署に移るまで、6年間で4つの部署を経験しています。最初の配属先は業務部(現・スポットマーケティング部)。内勤営業としてテレビCMの放送枠を調整する仕事をしていました。当初から興味があったコンテンツづくりがしたいという想いで、2年目のときに企画提案制度にチャレンジ。幅広い世代の先輩方も提案する中、無事自分の企画が採用されました!3年目は内勤営業の仕事をしながら同時並行でその企画をプロデュースする、ハードな1年でしたね。4、5年目は成長投資戦略部と人事部を経験。6年目の今は、コンテンツプロデュース部と成長投資戦略部を兼務し、新規コンテンツの開発や宣伝業務を担っています。
企画提案制度にチャレンジしたときのことを教えてください!
私が提案したのは、地域に住む20歳以下の若いダンサーが出演するダンスミュージックビデオ。尊敬するクリエイターと組んで地域の若い世代を盛り上げたいという想いから企画づくりをスタートさせました。でも、営業系の仕事をしていた私に企画づくりの知識は皆無。企画系部署の先輩や音楽番組をプロデュースしたことのある先輩を捕まえて、リアルな情報を集めました。会社の売上やブランディングへの貢献度合など、アイデアをビジネスとして成立させるための視点も聞いて企画書に反映。とにかくいろんな人に企画書を見てもらい、たくさんアドバイスをいただくように心掛けました。
企画がスタートしてからは、自分の考えを伝えることの難しさを痛感しました。立案者である私の考えがちゃんと伝わらないと、プロジェクト全体が上手く前に進んでいかないんです。ミュージックビデオの完成イメージや朝の情報番組『ドデスカ!』で特集してもらうときの見せ方など、私のイメージが全然伝わっていないことに会議の度に気づかされて……言語化やビジュアル化することの重要性を身をもって学びました。6年目の今でも難しくて悩みながらですが、自分のアイデアや考えを人に説明する機会が多いので、常にわかりやすく伝える意識を持つようにしています。
現在担当している業務を教えてください!
成長投資戦略部では新規事業を推進。メ〜テレが培ってきた映像コンテンツ開発のプロデュースノウハウを活かして、将来的に収益の柱となる新しいサービスを生み出すための検証をおこなっています。コンテンツプロデュース部では、SNSを用いたドラマや映画の宣伝業務とコンテンツ開発を任されています。宣伝業務は、これまでのマス向けの宣伝方法では捉えきれなかったターゲットに対して、SNS上でピンポイントにアプローチする戦略の構築と運営がメイン。直近で携わったのは『最終列車で始まる恋』というドラマ作品。メインターゲットである10~20代の女性にアプローチするために出演者の事務所と密に連携を取りながら、TwitterやInstagram、YouTubeでショート動画企画などの施策を実施しました。
どんなところに仕事のやりがいを感じますか?
新規コンテンツの開発に裁量をもって挑戦できること。企画の制作方針から自分で考えられることはもちろん、誰と組むかで作品のニュアンスが変わってくるので、クリエイターの選定にも携われる環境は魅力的ですよ。そうやってこだわりぬいた作品や自分が考えた仕掛けに対して、「今日も楽しみ」や「すごく面白かった」など、SNS上でも視聴者のリアルな反応が見られるとやっぱり嬉しいですし、やってよかったなと思います!
メ〜テレにはどんな人が向いていると思いますか?
人生の目標を真剣に考えたことがある人だと思います。仕事とプライベートのどちらでもいいですし、壮大なテーマである必要もありません。ただその目標を達成するために、メ〜テレで何ができるのかを想像することが大切なんです。例えば、私がメ〜テレに入社を決めたのは「コンテンツを海外に発信したい」という目標をここでなら叶えられると思ったから。だからこそ、内勤営業時代は企画提案制度にチャレンジしましたし、今も実績を積めるよう努めています。長期的な目標があれば努力し続けられるし、辛いことがあっても糧にできる。私自身がそんな経験をしているので、同じように考えられる人が来てくれたら嬉しいです。
今後、チャレンジしていきたいことを教えてください!
海外のコンテンツメーカーと共同制作し、つくり手として海外発信に携わることが今の目標。入社当初はコンテンツを海外に流通させることを目指していましたが、業務経験を通じてコンテンツ開発の楽しさや難しさを理解し、次第につくり手として挑戦したいと考えるようになりました。世界で通用する作品を手掛けることで、地元である名古屋やメ〜テレの存在感を高め、海外とのつながりを深めていきたいです!