Spoken!

放送内容

2019年12月13日放送分

中日ドラゴンズ 与田監督を直撃!2019シーズンを振り返る

カテゴリー:野球


6年連続Bクラスからの脱却を託され、就任1年目を迎えた与田剛監督。
「優勝」を掲げた今シーズンは…

「3年ぶりの貯金1」
「10年ぶりの8連勝」
「阿部 プロ4年目のブレーク」
「キャプテン高橋 打撃覚醒」
「大野雄大 史上81人目のノーヒットノーラン達成」など、明るい材料を挙げたらキリがない。
しかし、目標には遠く及ばず「リーグ5位」

与田監督は開口一番、「今までのプロ野球人生で一番悔しかったシーズン」と語った。

特に悔しかったと語ったのは、あと1本、あと1点で追いつける場面での自分の采配。
「選手が打てなかったとか打たれたとか、そういう短絡的なことだけではない。
選手はよく頑張っていた。監督の力でなんとかしたかった。
そこが大きな反省です」

チーム打率はリーグトップを誇りながらも、総得点数は5位・総ホームラン数は最下位に沈んだ。
決定力不足と言える数字については…
「ナゴヤドームは広くてホームランが出にくいと言うけど、逆に考えれば2塁にランナーがいてゴロが抜ければホームインできる可能性がある。
いかにランナーを2塁に置くかということが重要。」

そんな中で、監督が重要視しているのは“機動力”。
「優勝争いするチームは警戒していても初球で走る勇気がある。
すべて1が大事。1球目、1歩目、ファーストスイング。
そういった部分をもう1回見直す必要がある。」と語った。


今シーズンは5人の投手がプロ初勝利を挙げ、5人の野手がプロ初安打を放った。
「敵はまず内にあり。」と、さらなるチーム内競争を期待する与田監督。

中でも気になるのは根尾の存在だ。
秋季キャンプから外野守備にも本格的に取り組み始めたが…
「色んなポジションを守れることによって才能が開花することもある。
(外野守備は)本当にバランス良くこなしている。
1軍起用については…じっくり待っていて下さい。」
とゴールデンルーキーのさらなる成長を促した。

そしてドラフトで3球団競合の末、獲得した高校No.1スラッガー・石川昂弥については…
「根尾と共に、まずは地元を盛り上げる。そんな育て方をしたい。
必ず正解にしようと思っている。」と力強く言い放った。

来シーズンの目標は今シーズンと同じく「リーグ制覇。」
与田監督・就任2年目のシーズンは、一体どんなドラマが生まれるのか。