日本代表のディフェンスの要、田中マルクス闘莉王。
ブラジル生まれ、日系3世の闘莉王は、16歳の時に家族と離れ1人で日本に来ました。高校を卒業後、サンフレッチェ広島でプロキャリアをスタート。その 後、水戸、浦和を経て、今年から名古屋グランパスでプレーしています。そんな闘莉王が日本に帰化したのが2003年。日本への愛情が強くなり、決意しまし た。
日本人として挑んだワールドカップ。夢にまで見た大舞台で闘莉王は気迫溢れるプレーをみせます。鉄壁のディフェンスで相手に隙を与えません。そして闘莉王の活躍もあり日本代表は初戦でカメルーン代表に勝利しました。
第3戦のデンマーク戦でも闘莉王は安定したプレーを見せチームの勝利に貢献。2002年以来となる決勝トーナメント進出の大きな原動力となりました。
試合後に闘莉王は言いました。
『日本人になれたことを誇りに思います』
誰よりも日の丸への思いを持つサムライに期待せずにはいられません。