解説 山田 満知子
実況 倉橋 友和(メ~テレアナウンサー)
実況・リポート 竹田 基起(メ~テレアナウンサー)
フィギュア王国愛知から世界へ。バンクーバーオリンピックの感動からおよそ半年。
4年後のソチオリンピックに向け、今年も新たなヒーロー・ヒロインが愛知から羽ばたきます。本格的なシーズン到来を告げる「中部フィギュアスケート選手権」開幕。
注目は選手権女子・村上佳菜子選手(15歳)。昨シーズン世界ジュニア女王に輝き、一躍日本フィギュア界のニューヒロインとなりました。その村上選手が今シーズンからシニアクラスに本格参戦。新プログラムを引き下げて、初戦の舞台に挑みました。ショートプログラムはノーミスの演技で1位スタート。しかし、「今までにないくらい緊張した」と語ったフリーでは冒頭からジャンプに精細を欠くなど、本来の実力が出せませんでした。ほろ苦いシニアデビューとなった今大会。それでもトータルで2位以下におよそ40ポイント差をつける貫禄の優勝を飾りました。
続いて選手権男子。4回転ジャンプで復活を目指す無良崇人選手(19歳)。昨シーズンは腰を痛めて不完全燃焼に終わった無良選手。4回転ジャンプに磨きをかけ、復活を誓い迎えた今大会。フリーで見事4回転トゥループを決め、優勝を決めました。
次世代のニューヒーロー、ニューヒロインたちの熾烈な争い、ジュニアクラス。男子は今シーズンからジュニアグランプリシリーズに初参戦した日野龍樹選手(15歳)が、フリーでは自身初となる3アクセルを2回成功させ、中部フィギュア選手権初優勝。女子は上位5名がおよそ10ポイント差にひしめく大混戦。ショートプログラム2位の佐藤未生選手(13歳)が逆転で優勝を飾りました。
さらにその下のクラス、ノービスA男子。昨シーズン、小学6年生ながら全日本ジュニアで見事3位に入賞した宇野昌磨選手。5種類の3回転ジャンプをしっかりと決めて大会2連覇。来シーズンのジュニア昇格に向けて好スタートを切りました。
~選手権女子 結果~
|
TOTAL |
ショート |
フリー |
1位:村上 佳菜子 |
164.08 |
65.62 (1) |
98.46 (1) |
2位:中村 愛音 |
125.21 |
50.64 (2) |
74.57 (3) |
3位:水津 瑠美 |
114.81 |
38.92 (3) |
75.89 (2) |
4位:永田 有里奈 |
100.39 |
38.58 (4) |
61.81 (4) |
5位:三ツ矢 真惟子 |
91.02 |
31.58 (6) |
59.44 (5) |
~選手権男子 結果~
|
TOTAL |
ショート |
フリー |
1位:無良 崇人 |
194.45 |
63.37 (1) |
131.08(1) |
2位:佐野 隼規 |
140.78 |
47.04 (2) |
93.74(2) |
~ジュニア男子 結果~
|
TOTAL |
ショート |
フリー |
1位:日野 龍樹 |
157.87 |
53.60 (1) |
104.27(1) |
2位:橋爪 峻也 |
125.65 |
47.98 (2) |
77.67(2) |
3位:片田 龍太 |
113.71 |
40.10 (3) |
73.61(3) |
4位:江口 涼一 |
93.90 |
34.50 (5) |
59.40(4) |
5位:ンボェ ジェフ朝光 |
93.50 |
36.76 (4) |
56.74(5) |
~ジュニア女子 結果~
|
TOTAL |
ショート |
フリー |
1位:佐藤 未生 |
132.44 |
42.78 (2) |
89.66 (1) |
2位:納村 彩花 |
128.70 |
41.82 (4) |
86.88 (2) |
3位:大庭 雅 |
125.06 |
44.10 (1) |
80.96 (5) |
4位:森 衣吹 |
122.53 |
42.42 (3) |
80.11 (7) |
5位:本郷 理華 |
121.01 |
37.24 (8) |
83.77 (3) |
~ノービスA男子 結果~
|
TOTAL |
1位:宇野 昌磨 |
114.53 |
2位:竹内 孝太朗 |
60.96 |
3位:廣田 凌 |
53.16 |
4位:川元 賢彰 |
46.16 |
5位:田畑 憲聖 |
40.39 |