中京大学フィギュアスケート競技部のキャプテン
4年生の佐野隼規(21)はこの春に卒業し競技から引退する
同じ4年生で親友の全日本王者 小塚崇彦(21)
2年生の無良崇人(19)らと共に
大学日本一決定戦の日本学生氷上競技選手権「インカレ」で
母校の初優勝のために戦った
ショートプログラムでチーム先陣を切り演技をした佐野
しかしジャンプでのミスが響き出遅れてしまう
続く小塚が1位、無良が2位となり
なんとか首位に立った中京大学だったが
2位との差はわずか1ポイントでフリーをむかえた
「このままでは終われない」強い決意でフリーに挑んだ佐野
会心の演技を見せチームに大きく貢献した
続く2人が前日同様2位以内に入れば優勝が決まる中
小塚は4回転ジャンプを成功させるなど神業の演技
最後にバトンを受けた無良も
得意のトリプルアクセルを鮮やかに決めフィニッシュ
3人の気持ちが1つになった中京大学は見事初優勝を果たした
インカレ過去3大会1人きりで戦ってきた佐野は今大会を振り返り
「3人で戦えて本当にうれしかった」
試合後小塚と無良はキャプテン佐野のフリーでの健闘を称えた
83年のインカレの歴史にその名を刻んだ中京大学
固い友情で結ばれた3選手の絆はこの先もずっと続く・・・