放送内容

2011年02月19日(土)放送

中日ドラゴンズ沖縄キャンプ ~落合博満監督・直撃インタビュー~

カテゴリー:野球

球団創設から75年、初のリーグ連覇を狙う中日ドラゴンズ。
今年の沖縄キャンプは指揮官のこの一言から始まった。
「今まで以上に競争が激しくなる、ハイレベルな競争をしてもらわないといけない」
テーマは競争。キャンプも現在第3クールに突入し、
選手たちはいよいよ実戦で成果を試す時が来た。
そんなチームの今を落合監督に直撃!!
就任8年目を迎えた指揮官が語る、2011年のオレ流構想とは・・・

インタビュー冒頭でメ~テレ佐藤裕二アナウンサーからの質問は
連覇には「勝ちたい気持ちだ」と監督が言った事に触れたのだが、
その問いに対し、落合監督は
「後はベテランの底上げが必要。若手の底上げは考えていない」と
現在の主力にもう一皮むけて欲しいという思いを語った。
監督曰く「やらなきゃいけないメンバーっていうのはもう一つ上のランクに達しさえしてくれれば、若い奴はそれに引っ張られていくから」との事。
競争に加え、さらにベテランの底上げこそがリーグ連覇への道と考える落合監督。
インタビュー開始早々、監督の強い思いが飛び出した。

そして気になるのが今シーズンを戦う上で大切な戦力構想。
まず野手ではレフト和田とショート荒木の2つのポジションは確定しているとキャンプ前に話していた指揮官にその他のレギュラー争いを直撃してみた。
すると・・・「競争は続いている、まだなにも決めていません!」
しかし粘る佐藤裕二アナを前に「森野と谷繁も確定。ただ森野はどこでもやらせます」と宣言。
さらに「今年はその時の状況に応じて色々変えなければならない」と話すなど、注目のセカンド争いを繰り広げるベテラン井端、堂上直、岩崎達に万が一が起これば森野をセカンドに入れて戦うという仰天プランを明かしてくれた。
さらにピッチャーに話が及ぶと、こちらもまだ何も決まっていないと話す落合監督だったが、このキャンプで面白い存在は?との問いに「10代。岡田、小川、小熊の3人とルーキーの武藤、矢地がここまでキャンプらしいものを見たことがないので、面白い存在になってくれるんじゃないか」と期待を寄せていた。
ピッチャーに関しても競争は同じで「先発ローテを勝ち取るだけの結果を残すかどうかが大事、出来なければ中継ぎに回す」といたってシンプルな考えを明かしてくれた。
開幕投手候補として見られていた吉見は右ヒジ手術の影響で2軍調整中、
さらに山本昌、チェンの左ピッチャーもキャンプ中に故障をするなど、ここにきて不安が多い投手陣。
果たして誰が名乗りを挙げるのか今後に楽しみが集まる。


チーム内の競争に勝ち、その先に目指すのはリーグ連覇。
落合監督の狙いは着実に今、進んでいるに違いない。