3月29日。東日本大震災復興支援チャリティーマッチ 日本代表vsJリーグ選抜。
日本代表・遠藤の先制ゴールは、被災地へのメッセージとなり、現役最年長、44歳のJリーガー・カズのゴールが勇気を届けた。再び、サッカー界が動きだしていた。
そして、4月2日。4日後にACLホーム初戦を控えたグランパスは、豊田スタジアムで広島とのテストマッチを行った。チャリティーの一環とはいえ、J1チームとの実戦。公式戦再開に向けて、グランパスには大きな一戦となった。
ACL~AFCアジアチャンピオンズリーグ~
アジアクラブチーム№1決定戦といわれる大会は、アジア各国リーグのトップ、全32チームが参加。4チームごと8組に分かれて、まず予選ラウンドを戦い、各グループ上位2チームが次のステージへと進出する。グループFのグランパスは、中国、韓国、UAEのチームと対戦する。
「我々は、Jリーグ王者。ファイナル進出が我々の義務。出来ないわけがない」(ストイコビッチ監督)
2009年に続き、2度目のACLとなるグランパス。初戦、中国・杭州緑城との対戦は、アウエイで0対2。厳しいスタートとなった。
しかし、チームは下を向いていない
「1試合目だし、取り返していくしかない」(楢﨑)
「簡単にはアジアは獲らせてくれない」(闘莉王)
「この結果を悲劇的には受け止めていない。まだ1試合目」(ストイコビッチ監督)
震災の影響で一試合が延期。試合数が少ないとはいえ、グランパスは現在、勝点0、得失点差-2で、グループ最下位。次戦ホームにグループトップの、韓国FCソウルを迎えるグランパス。
「次節のホーム戦は、我々にとって重要な試合。質や技術は勿論、よりアグレッシブな試合をお見せしよう」(ストイコビッチ監督)