16歳のニューヒロイン村上佳菜子が自己最高得点をマークし、
圧倒的な優勝を飾った、愛知県フィギュアスケート選手権。
その裏側には、もうひとつの物語がありました
彼女たちは、大学4年生
別々の学校に通う、仲良し4人組。
そんな彼女達を結びつける共通点…
それは、フィギュアスケート。
ダイナミックかつ表情豊かな演技、村上友季子選手
しなやかな演技で氷上を舞う、石原瑠衣選手
上品で優雅なスケーティングが持ち味の、岡本舞子選手
全日本選手権に出場経験がある、永田有里奈選手
春に大学を卒業し、社会人となる彼女達は、
今シーズン、特別な思いでスケートに臨んでいます。
次の大会を最後に、人生の半分以上取り組んできた競技生活との別れを告げるのです。
それぞれの思いを胸に、迎えた最後の大会
愛知県フィギュアスケート選手権
演技前から涙が溢れてしまった、村上選手。
これまでの色々な思いを込め、最後の4分間に全力を注ぎました。
込み上げる涙を堪え、最後まで優雅な演技を見せた、岡本選手。
石原選手も、自分のできる全ての力を出し切り、これまでで一番良い笑顔で滑りきりました。
最後を飾ったのは永田選手。
大好きなフィギュアスケートとの別れを惜しむよう、1つ1つ丁寧に演じきりました。
これまでの思いを噛み締めながら、リンクを降りた彼女たち。
これからは、別々の道へ…
フィギュアスケートで得た『宝物』を胸に、新たな人生へと歩み始めるのです。