放送内容

2011年04月23日(土)放送

名古屋グランパス ルーキー永井謙佑 ~次世代のエースに密着~

カテゴリー:野球

4・19 韓国・ソウルワールドカップ競技場。
アジアチャンピオンズリーグ、グループステージ、第4戦。FCソウル vs 名古屋グランパス。グループステージ突破の鍵を握る強敵との対戦。勝利を決定付ける2点目を決めたのは、ルーキー永井謙佑だった。
今年、福岡大学を卒業、名古屋に加入した永井は、ロンドン五輪出場を目指すU-22のエースとしても注目を浴びる。その才能は別格。名古屋のストイコビッチ監督もその才能を絶賛する。
「永井は決定力のある選手で、さらに1対1で相手を抜ける、それがとても重要」「彼は、ペナルティエリア内に侵入することを恐れないし、フィニッシュで終わることができる選手だ」
とはいえ、玉田、ケネディ、金崎と代表経験者が揃う名古屋の前線。ルーキーが割って入るのは容易ではない。それでも、永井には期待させる何かがあった。
その期待と予感が形になったのは、Jリーグ開幕戦。3・5横浜FM戦。後半、1点ビハインドの状況で投入された永井。いきなり見せ場をつくる。持ち前のスピードで、相手DFの裏を取り、ゴールへと迫る。この永井の再三の突破が試合を動かす。後半ロスタイム、永井の鋭い突破に相手DFがPA内でファウル。PKを獲得した。これを、ケネディが決める。値千金の同点弾を演出したのは、永井だった。

さらに、初スタメンとなった、ACL、ホームでの4・6、FCソウル戦。永井は、相手DFのクリアミスをカット。そのままスピードにのってゴールを陥れた。初スタメンで、初ゴール。ニューヒーローの誕生だった。

ピッチの上では、圧倒的なスピードスター。が、普段の永井は、いたって平凡。と、いうよりむしろ地味。趣味は、釣り(海)。のほほんとしたマイペースというのが、永井の自分評だ。
しかし、話がサッカーとなれば、それもまた変わってくる。負けん気の強さが出てくる。注目を集める、来年のロンドン五輪について聞くと。
「ロンドンっすか・・・・・・いやあ、めっちゃ(興味)ありますよ。ワールドユースにも出てないっすから。めちゃくちゃ行きたいっす」

憧れの世界の舞台に立つ前に、もう一つ永井が目指しているところ、それが・・・
「まだJリーグの試合で点を決めてないので、そっちの方でも決めたいです」
「とりあえず二ケタ目指してがんばります」

次世代のエース、ルーキー永井から目が離せない。