今年5月 セイコーゴールデングランプリ川崎
女子4×100m日本代表チームが日本新記録を樹立した
そのアンカーを務めたのが、
愛知県豊田市生まれの、中京大学 市川華菜(20歳)
去年の世界ジュニア陸上では、200mに出場し、日本女子史上初となる、決勝進出を果たした
今シーズン、自己新記録を立て続けに出すなど、絶好調
今まさに伸び盛り、注目の若手スプリンターだ
シーズン最初の国際大会、織田記念陸上
日本記録保持者の福島、それを追う高橋ら強豪選手も顔を揃える中、
予選で自己新記録(11秒58)を大きく上回る11秒43
決勝では追い風2.6と参考タイムになってしまったものの、
日本記録と0秒07差に迫る、11秒28を叩き出した
女子スプリント界、新星誕生の瞬間
その市川の強さの秘訣とは・・・?
市川を指導する、100m元五輪代表の青戸慎司はこう語った
「後半のスピードが落ちない
普通はトップスピード60mから筋肉のパワーが落ちてしまうが、彼女はそれが少ない
日本の中では、後半のスピードの減速が一番少ない選手」
60mを過ぎてからでもスピードが落ちない、驚異的なスタミナ
これこそが、彼女の強さの秘訣・・・
そして、念願だった日本代表リレーチームのメンバーに選ばれ、
43秒39を出し、見事日本新記録を樹立した
日本女子史上初の10秒台も夢ではない
「オリンピックで世界と戦いたい」と語る市川
伸び盛りの女子大生スプリンター、市川華菜
その未知なる可能性は計り知れない