今シーズン初戦のグランプリシリーズ中国大会、
そしてフランス大会で優勝し、
2年ぶりのグランプリファイナル出場を決めた小塚崇彦。
グランプリファイナルでは銅メダルを獲得し、
全日本選手権は初優勝。そして世界選手権では銀メダルに輝いた。
昨シーズンまでグランプリシリーズわずか1勝だった小塚が
一気に飛躍した理由は・・・精神的な成長。
きっかけとなったのはシーズン開幕前、調整のための
およそ一か月半に及ぶ海外での一人暮らしだった。
全て自分でやらなければならない環境に身をおくことで精神的にたくましくなり、
積極的にスケートに向き合うようになった。
そして調子が悪くても我慢を重ね、質の高い練習もできるようになった。
この結果、演技の安定感が増し、表彰台を逃さなくなったのである。
来シーズンは4回転の精度を上げ、
さらに進化した小塚孝彦を見せてくれるに違いない。