今年の大学野球には逸材が抱負
MAX157キロを誇る東海大・菅野智之
東京6大学で通算300奪三振を達成、明治大学・野村祐輔
そしてバッターでも・・・
大学ナンバーワンスラッガー 慶応大学4年 伊藤隼太
その実力に早くもドラフト1位候補に上げる球団もあるほどの逸材
慶応大学2年生でレギュラーに定着すると、4番に抜擢される
2010年には東京6大学リーグ(春・秋)でベストナインに選ばれた
世界大学野球選手権で日本代表の4番もつとめた。
プロ注目のスラッガーへと成長した伊藤の原点は高校時代にある。
「ホームランよりも打率よりも打点・・・
いっぱい稼ぐことでチームの勝利につながればいいです」
愛知県・瀬戸出身
高校時代、中京大中京の4番として活躍していた。
打点を数多くあげチームの勝利に貢献していたが、
夏の大会・決勝で敗れ甲子園出場はかなわなかった。
悔しさをバネに大学野球で成長してきた伊藤は
今年ある大記録を達成しようとしていた。
東京6大学リーグで戦後12人しか達成してない三冠王
2011年5月30日
優勝がかかった早慶戦
伊藤は打点・ホームラン数ともにリーグトップ。
打率がリーグ2位だが、その差はわずかに8厘。
この試合で4打数2安打以上の成績をあげれば三冠王となる。
2打数1安打で迎えた9回ツーアウト、
慶応1点リード2塁1塁の場面で伊藤の第5打席目
あとヒット1本放てば三冠王
ここで伊藤は・・・
フォアボールを選んだ。
「打ちたかったですよ。
10対0で勝っていたらボール球を振ったかもしれないですけど
勝ちきるためにやることが自分にできることだと思ったので」
フォアボールを選択した伊藤に後悔はなかった
三冠王という大記録を目の前にしながらも、
チームのために勝利を選ぶ・・・それが伊藤隼太
打率・ホームラン・打点で一番大事なのは??
「打点です。チームに貢献できる数字だと思うので
高校のときも確かにいった覚えがありますね。
高校のときもからそれは変わってないですね」