放送内容

2011年07月02日(土)放送

全日本大学駅伝予選会~愛知工業大学~

カテゴリー:野球

まさに激闘。大学NO.1を決める壮絶な戦い。
箱根、出雲と並ぶ学生3大駅伝のひとつが、「全日本大学駅伝」

そんな全日本大学駅伝への出場を目指すのが強豪、愛知工業大学。
チームを牽引するのはキャプテン・長坂。
5月に行われた東海インカレでは5000mと1万mのなんと2種目で優勝するなど愛工大の絶対的なエースである。
東海インカレでの2冠達成を経て、東海地区を代表するトップランナーとなった長坂。
しかし、過去にはつらい経験があった。3年前、長坂は1年生ながら主力として予選会を走り全日本出場に大きく貢献するものの、故障により本選に出場できなかった。
長坂は悔しさを滲ませた。

その故障で出場できなかった長坂に代わって伊勢路を走ったのが、同じ学年の大原。
1年生の頃から長坂と共に主力として活躍していたのだが、
その大原もまた初めての全日本で愛工大のタスキを繋ぐ事ができなかった。

長坂と大原。伊勢路での悔しさを抱えた二人は、共に切磋琢磨してきた。    

そして迎えた予選会。
愛工大は1組目を終えて3位。
2組目のランナー大原はスタートから先頭に立ちレースを作ると、その後、一度もトップを譲ることなく1位でゴール。愛工大は2組目を終えてトップに躍り出た。

しかし3組目。中京大にまたもトップを奪われてしまう。その差は41秒。

伊勢路への切符はエース・長坂の最終組に託された。
長坂はスタートと同時に一気に抜け出すとスピード緩めることなく、そのまま独走。        
レース終盤になっても長坂のスピードは全く衰えない。なんと3位の選手を周回遅れにする、圧巻の走り。    
これぞエース、そしてキャプテンの底力。去年、一昨年と2年連続で予選敗退の愛工大は41秒差をひっくり返し見事優勝。3年ぶりに全日本への出場権を獲得した。    

最後のチャンスで掴んだ全日本の切符。3年前の悔しさを晴らすため、愛工大が、いざ伊勢路へ。