クライマックスシリーズの調整のため、
今年も主力選手たちが宮崎のフェニックスリーグに乗り込んだ。
その中で一際、強い想いを抱いているのが・・・・
プロ10年目の高橋あきふみ
高橋は、去年、自己最多の63試合に登板。
試合終盤の7回、まずは高橋、8回は不動のセットアッパー浅尾、
そして9回は守護神・岩瀬
リーグ優勝の原動力となった、勝利の方程式
高橋もその1人として力を発揮した。
ところが今シーズン、
左肩を痛め、沖縄キャンプは2軍スタートとなった。
ケガに悩まされ、一軍に復帰したのは
シーズン終盤の10月10日。
4日後、東京ドームの巨人戦で
今シーズン初の1軍マウンドに上がる。
強力巨人打線をわずか5球、完璧に抑えるピッチング。
堂々の復帰登板となった。
復帰できた喜びはあるものの
レギュラーシーズンの登板はわずかに2試合。
その視線は、次なる目標を見据えていた。
優勝から1週間後
クライマックスシリーズでの活躍を胸に誓い・・・・宮崎に乗り込んだ。
25日の日本ハム戦。
さっそく登板の機会が訪れる。
1人のランナーも許さず、三者凡退、しっかりとその存在感を示した。
すると続く8回、高橋からセットアッパー・浅尾へ
9回には、守護神・岩瀬が登板。
去年の必勝パターン、勝利の方程式が今シーズン初めて実現した。
クライマックスシリーズを前にようやく埋まった、高橋という欠かせないピース。
ケガを乗り越え復活を遂げた高橋あきふみ。
この男がマウンドに上がったとき、勝利への扉が開く