放送内容

2012年04月21日(土)放送

トライアスロン 山本良介

カテゴリー:野球

スイム(水泳) 1.5キロ
バイク(自転車) 40キロ
ラン(ランニング) 10キロ

総計51.5キロで競われるトライアスロン。水を制し、陸を制し、己を制す、過酷な競技。
そのトライアスロンで、ロンドン五輪出場を目指すのが、トヨタ車体・山本良介。
山本は前回の北京大会で、オリンピック初出場。その夢の舞台、バイクで一度はトップに立ったが、逃げ切ることは出来ず。30位に終わった。
「前はやっぱり失敗したのは、オリンピック決めてまあちょっと気持ちがゆるんでおとしてしまった部分があるんですけど.、今回に関してはそこで勝負したいっていうのがあるんで」(山本)

その山本、五輪出場に向けて、ターゲットとしていたのが、4月7日アジア選手権(館山)。優勝すれば、一発で五輪出場が内定する大会に目標を絞って、山本はトレーニングを行っていた。

4月7日 アジア選手権。
レース当日、自転車で会場入りした山本、一人離れたところでアップを行い、レース直前のトランジションエリアでは、何度も動きを確認しながら、バイク、ランシューズをセッティング。それは、いつものレース前の儀式。

そして、レースが始まった。得意のスイムは、遠浅の海に泳ぎだしのタイミングこそ苦労はしたが、トップ集団を形成し海を上がった。そして、バイクへ。細田、田山、韓国のホ・ミンホ、そして山本が1stパック。先頭交代を繰り返しながら、周回を重ね。トップ集団4人は変わることなく、バイクを終える。
勝負はラストのランへ。1周目中盤で、初の五輪出場を狙う細田がトップに立つ。しかし、田山、山本が2周目で細田を捕らえる。そこで山本が動いた、先頭へ―。「自分が前でリズムで走るほうがいいんですよね」「下手に前に人を置くよりは」(山本)。しかし、3周目終盤。バイクを終えたときに感じた足の張りが、徐々に山本の走りに影響を与える。山本が、おいていかれる。

結果、優勝・細田、2位田山、3位山本。

1発勝負での五輪切符は逃した。しかし、まだ五輪への道は途絶えていない。
国別の五輪出場枠、日本男子はあと一枠を獲得することが濃厚。さらに、代表に選出されるには、今後開催される五輪選考対象レースで上位に入賞することが条件となる。
「シンプルに強い人が行くと思うんで、その辺は有無を言わさぬ結果を残せるようにしたいっすね」
ここからが正念場。