今年3月、7年ぶりのセンバツ出場を果たした愛工大名電
プロ注目の左腕・濱田を擁し、1回戦2回戦と圧倒的な力で勝ち進むも、
準々決勝で光星学院に破れ、悲願の全国制覇には届かなかった
再び、夏の甲子園で全国の頂点を目指すため、
倉野監督が掲げるテーマが「チーム全体の底上げ」
中でも一番の課題となるのが、濱田に次ぐ第2の投手の育成だ
その候補として期待される2年生の東(あずま)は、
ストレートのキレとコントロールを武器とする技巧派投手。
夏の大会のシード権がかかる春の愛知県大会では
主戦投手として2試合に先発し、初戦は無四球完投で勝利を収めた。
準々決勝では9回のピンチにリリーフとして登板し、
サヨナラ負けを喫した東だったが、夏に向け、大きな経験を積んだ大会となった。
試合後、
「育成という意味では、この3試合でまずまずの事が試せた。
負ける事の悔しさ、恐ろしさを知り、戦っていかなければいけない」と語った倉野監督。
夏の県大会まで2ヵ月あまり。
愛工大名電ナインの戦いは、これからも続く