ロンドンオリンピック出場に期待を集める、伸び盛りの若手スプリンター。
女子短距離界のヒロイン 中京大学・市川華菜。
去年の織田記念陸上で、日本新記録に0秒07秒差に迫る、
11秒28を叩き出し、日本選手権で2位。
日本代表リレーメンバーのアンカーとして日本新記録を樹立するなど
一躍、トップアスリートの仲間入りを果たした。
今年1月・・・彼女はオリンピックへ向け、既に動き出していた。
そんな中、新たに取り入れたトレーニングがある。
太もも裏を強化する、ロープのトレーニングだ。
実は、去年。左足の太もも裏を負傷。
そのケガが影響を及ぼし、世界選手権の舞台に立つことが出来なかったのだ。
ケガをして初めて気付かされた、自分の体の弱さ。
市川はこの冬、怪我をしない体作りに専念した。
さらに、スピードアップのための、ウェスト・ヒップ周りを強化。
特殊なストレッチで、体全体を使って走るための筋力をつける。
厳しい冬のトレーニングを乗り越えた3月。
ここからは、スピードに繋がる練習が始まる。
和歌山で行われた合宿では、下半身強化のために自らを追い込む。
迎えた、今シーズン最初の国際大会。
予選でいきなり自己記録に近い、11秒45をマーク。
初戦にしては、納得の走りで大きな手応えを掴んだ。
ケガを乗り越え、成長を続ける市川華菜。
自らの夢舞台『オリンピック』へ・・・・