放送内容

2012年11月25日(日)放送

中日・大島洋平 「144試合出場のために」

カテゴリー:野球

WBC3連覇を目指す侍ジャパン
日の丸を背負い戦うという重圧の中、今シーズン急成長を遂げた男が存在感を示した。
中日ドラゴンズ・大島洋平

飛躍を紐解くキーワードそれは144試合出場
今シーズン、セリーグで全試合に出場した選手は、7人しかいない。
プロ3年目にして達成した144試合出場、その裏側に迫る。

大島は今年2月、沖縄キャンプでベテラン荒木から教わったことを練習に取り入れていた。
早ぶり・・・疲れた時でもトップの位置をしっかりと覚えさせるためバットを連続で振り続ける。144試合に出るために、大島はできることをやり続けた。

「(一番足りないのは)一番は試合にでるスタミナ。その自分がこう疲れているときにどうやったら成功したのかとか、そういうのをやっぱり2年間経験してやってきたので」

実は過去2年間、大島はシーズン序盤に結果を残せず2軍落ちしていた。
プロ1年目は開幕直後の四月・2年目は5月と安定した成績を残せなかった。

それが今年は交流戦に入っても調子をキ―プし続けていた
交流戦終了後の打率はチームトップの.286。今までとは何が違うのか?

「同じことをそのままでやっていく中で、乗り越えられたので・・・
まったく同じことをずっとやって今年はそれが144試合までいけたのである程度自然に体力がついてきてくれた」

プロ1年目は3度の2軍落ちを経験
その悔しさをバネに、納得するまでバットを振り続けた
2年目に入ってもその姿勢は変わらなかった。

自分を信じ、ただひたすら練習に打ち込んできた
継続してきたことが3年目にして、ようやく花開いた。



10月5日広島戦・ようやくたどり着いた144試合目の舞台。
試合に出場し続けたことで結果もついてきた。最終戦では3安打猛打賞の固めうち。
今シーズン、32個目となる盗塁も決めた。何よりも充実したシーズンとなった

侍ジャパンの強化試合でも、2試合にフル出場した。
大島はポストシーズンを含め155試合を走り続けた。

今シーズンの経験を自信に大島は、来年もその歩みを止めることはない。