1988年生まれの選手たちによって結成された「88年会」
日本球界を引っ張る黄金世代のメンバーたちの中にドラゴンズからも名を連ねていた。
大野雄大
今年も、地元・京都の大文字山で練習をスタートさせた。
大文字山でのトレーニングは高校時代から8年間続けている
大野にとって原点ともいえる場所だ。
沖縄キャンプまで残り2週間あまり・・・
大野は吉見一起と共に福岡で自主トレを行っていた。
二人一緒の自主トレは2年連続になる
少しでも充実したものにしようと、周りからのアドバイスを取り入れ、
自分の投球フォームを見直す。撮影してもらった映像を何度も見返す。
他の選手のピッチングも観察し、自分にいかそうとしていた
朝から日が暮れるまで野球漬けの毎日。
大野はブルペンにも入った、吉見の見守るそばで。
「上体が反っている。あきらかに抜けるボールがなくなると楽やで」
吉見のアドバイスの元、大野は充実した時間を過ごしていた
吉見も大野に対してある期待を寄せている
「ジャイアンツ戦は大野が投げないだろうっていうピッチャーが出てこないことにはそういうピッチャーになってほしいし」
去年の巨人戦のデータでみると、吉見が防御率1点台と抜群の安定感を誇っていた
しかし、それに続く柱がいなかった
チームから求められる存在へ、大野がその穴を埋める
そして、いつの日か吉見と肩を並べ・・追い越せるように
いよいよ2月からは沖縄キャンプが始まる
「いずれは追い越せるぐらいのピッチャーになりたいと思っているので
今年は開幕ローテーションと二桁勝利を目標にやっているので、シーズン最後まで、いないといけないと思うのでそのための体力と考え方を付けていきたいです」