ドラゴンズが誇る絶対的エース
精密機械と呼ばれるコントロールを武器に
最多勝・最優秀防御率など数々のタイトルを獲得、
おととしには5年連続二けた勝利を達成した。
しかし去年5月のヤクルト戦
右肘の張りを訴え緊急降板
吉見は野球人生をかけ右肘にメスを入れる決断をする
再起をかけ行ったのは「トミージョン手術」
損傷した肘の側副靭帯を切除し、他の部分の正常な腱を移植
移植した腱によって、靭帯の再生を図るという手術だ。
復帰にかかる期間は最低1年・・長く険しい復活への道のり
手術から3か月後、ボールを投げ始める
まずは肘に負担のかからない軽いテニスボールから
4か月後には硬式球に持ち替え、投げる距離を伸ばしていく
年が明け今年2月、沖縄キャンプで吉見は手術後初のブルペン入り
復活への大きな第一歩を踏み出した
3月28日 プロ野球開幕
開幕戦のマウンドには川上憲伸が上がっていた
その様子を自宅でみつめる
去年まで開幕投手としてマウンドに上がっていた自分の姿が重なる
「開幕戦の様子をテレビでみて、投げてー!と思った今。」
「けがをしなかったら多分(開幕戦のマウンドに)いただろうし自分が」
心の奥底に眠っていた「マウンドに立ちたい」という想い
「(今まで)全然思わなかったけど、絶対に無理な状況だったから肘が」
「試合が始まって川上さんが投げているのをみて、
怪我したことどうこうじゃなくて、
なんか(マウンドに)いたいなって思ってしまった」
今月16日 術後初めてのシート打撃に登板する
久しぶりの実戦形式の練習でキレのあるボールを次々に投げ込んでいく。
エースが再び1軍のマウンドに立つ日は、もうまもなく