放送内容

2014年12月21日(日)放送

=ジュニアGPファイナル~地元スケーターが日本初の金銀独占~=

カテゴリー:野球

羽生結弦が
グランプリファイナル連覇!!
今、世界で躍動する
ニッポン男子フィギュア。
その勢いはジュニアでも・・・
ニッポン史上初のジュニアGPファイナル金銀独占!!
一躍世に名前が知れ渡ったのは
地元愛知、若き2人のスケーターだった。

ジュニアグランプリファイナル、
金メダリスト
宇野昌磨(中京大中京高校2年 17歳)
「夢はオリンピックに出て金メダルを取る事」
幼い頃から注目を集めていた天才少年が
スケートと出会ったのは5歳の頃。
「浅田真央ちゃんが一緒に遊んでくれて楽しかったから
また何回も行っているうちに
もっと楽しくなってスケートを始めてみようって」
(当時12歳)
浅田真央などとともに名古屋のリンクで
山田満知子コーチに育てられた
次世代のエース候補。
安定感のあるジャンプを武器に、
中学時代には、
羽生結弦以来の全国大会3連覇!
先月にはジュニアの全日本チャンピオンに輝くなど
国内では無類の強さを誇っている。

しかし、
海外ではミスのない演技をしても
なかなか結果が出ず、
これまで
ジュニアグランプリシリーズでの優勝も無かった。
「今のままではいけないと思うので、
今跳べないジャンプも跳べるようにしていって」
(当時15歳)

迎えた今シーズン。
宇野は世界で勝つために、
とてつもない武器を手に入れた。
それが・・・4回転ジャンプ。
ジュニアグランプリシリーズでは
習得したての大技を2試合ともに成功!!
クロアチア大会では初優勝を飾り、
上位6人のみが出場できるファイナルに駒を進めた。
「4回転が跳べるようになったっていうのが
今年ファイナルに行ける要因じゃないかなと思います」

そのウラにあったのはスケート漬けの日々。
もとより誰もが認める練習の虫が
これまでにない時間を費やし
4回転に磨きをかけてきた。
「今までの中で一番と言ってもいいぐらい
練習してきたと思うので
絶対全力を出し切りたいって気持ちが強いです」

決戦の地バルセロナ。
宇野はショート3位でフリーに挑んだ。
実況「最初の予定は4回転です」
4回転ジャンプを完璧に成功!!
さらに・・・
実況「トリプルアクセルの単独ですね!」
実況「トリプルアクセル・ダブルトゥループ 
決まりました!」
実況「全てのジャンプを決めました!」
実況「素晴らしい演技でした。やりました宇野昌磨」
歴代すべてのスケーターを上回る
ジュニア最高得点で、
見事世界一に輝いた!!
「これ以上にないくらい
いい演技ができたかなと思って
本当に練習が無駄にならなくて
良かったかなと終わって思いました。
4回転をもう1個フリーに入れれるような
確率になるように
これからもっと練習していきたいとも思っています」

その宇野と名古屋で切磋琢磨してきたのが
山本草太(邦和スポーツランド 14歳)
羽生弦結に憧れる14歳は、
大舞台でどうしてもやり遂げたいことがあった。
「もういい加減早く決まるようにしたいです」
「絶対に降りれるようにしたいです」
「しっかり3Aを決めることが今回の目標だと思うので」
トリプルアクセル。
昨シーズンから挑戦し
練習で幾度となく跳んできた。
しかし、
本番では一度も決められず、
13歳で成功した羽生に遅れをとっていた。

14歳で迎えた初のファイナル。
冒頭のトリプルアクセル。
実況「完璧ですね!この大舞台で決めました。
初めて成功させたとは思えないですね」
ついに、念願が叶うと、
その後も羽生のような
軸のぶれないきれいなジャンプを披露。
自己ベストを10点近く上回る
ショートの世界最高得点をマークした。
「3Aで浮き上がった瞬間〝これは来た″って
今降りなきゃいつ降りるのって感じだったので
しっかり着氷できたことがすごくうれしいです」

フリーでは宇野に逆転を許すも
世界の第2位!!
憧れの存在、羽生に一歩近づいた。
「最終目標はオリンピックに出て
金メダルを取ることだと思うので
4年後のピョンチャンだったり
その次のオリンピックに向けて
しっかりこれからどんどん成長していけたらなと思います」

世界で輝いた2人の新星。
その先にある夢に向かって
歩み続ける。