今回の「ヒカルのたまご」で取り上げるのは、マラソンスイミングで活躍する中京大学の松村脩平選手。

まず『マラソンスイミング』という競技を初めて聞く方も多いかと思うので、少し競技の説明をさせてください。

『マラソンスイミング』は別名オープンウォータースイミングとも言われていて、海や川、湖などで行なわれる長距離の水泳種目です。舞台となるのは自然なので、プールのようにレーンはなく、選手同士の接触はあたりまえです。
また天候や、波の高さなど様々な環境下で泳ぐため、早く泳ぐ技術はもちろん、自然の中で泳ぐ知識や経験も必要になるんです。
北京オリンピックからは男女ともに１０ｋｍが正式種として採用されています。

松村選手は、１５００ｍなど長距離の競泳種目とマラソンスイミングを掛け持ちするデュアルスイマー。大学１年のときに初めて出場した大会でいきなり３位に入ると、その後も着実に実績を積み、今年は日本代表としてＷ杯を転戦しました。

番組では、田中アナがスタジオで伊集院所長にマラソンスイミングに関する講義を行うとともに、松村選手の海での強化練習に密着取材しました。

練習前に準備をする松村選手。
海水と体が擦れるのを防ぐワセリンにクラゲ除けクリームを塗って準備完了！

この日の練習のメインは約４キロの遠泳。
途中、のどが渇いた松村選手に給水の手伝いを行う田中アナ。
実はマラソンスイミングは長時間にわたる競技のため、マラソンと同じように給水ポイントがあり、竿を使って選手に給水を行うんです。

練習後のインタビューでは、『リオ五輪出場を目指す』と語ってくれた松村選手、今後の活躍が楽しみです。