愛工大名電といえば・・・
世界で活躍するイチロー、山崎武司に
工藤公康など数々のスター選手を輩出した
野球部がよく知られています
でもその野球部よりも
歴史の長い部活があるんです。
それが、創部80年を超える卓球部
実は、愛工大名電と卓球には
深いつながりがあります。
1971年、名古屋で開催された
卓球の世界選手権、
当事、愛知工業大学の学長だった
後藤さんが6年間、参加していなかった
中国チームを招聘。
これが日中国交回復のきっかけとなり、
後にピンポン外交と呼ばれるようになりました。
愛工大名電の卓球部は中・高一環で
実力は全国トップクラス、
高校では今年の選抜優勝
中学においては夏の全国大会
団体3連覇中とまさに敵なし、
卓球界の名門なんです。
名古屋市内には練習場と寮が一体化した
専用の施設があり一日中、
卓球ができる環境を兼ね備えています。
部員の数は中・高あわせて23人と、少数精鋭です。
実は部員全員が全てスカウトにより入部、
関東、関西、九州と全国各地から集められた
まさにエリート集団なんです。
今回、発掘したヒカルのたまごは、
愛工大名電高校1年、木造勇人選手。
お姉さんの影響で小学1年から本格的に
卓球をはじめたという木造選手。
その類まれな卓球センスで
中学生のときには
世界ジュニアの大会で見事、優勝!
今年8月のインターハイでは
強敵を次々に破り、シングルス準優勝を飾ると
ダブルスでは先輩の松山選手とペアを組み
全国ナンバーワンとなりました。
まさに卓球界のこれからを担う
スーパー高校生です。
木造選手がすごいのはスピン
卓球の世界では
1秒間におよそ100回転するといわれ
木造選手はどのコースにも
スピンをかけることができ
サーブの種類も20近くあるのだそうです。
例えば、同じ方向に打つ際にも打ち方を
変えることで相手をまどわらせることもできます。
卓球ではサーブの種類が多いほど、
有利といえます。
卓球づけの毎日を送っている木造選手は
学校の授業が終わるとすぐさま、着替え練習場へ
まずは基本練習から。
フォアハンド・バックハンドを繰り返し、
1時間の打ち込み。
監督にフォームの指導をしてもらいながら、
自らの課題に取り組みます。
続いて始まったのは多球練習、
野球でいうノックのようなもので
体にフォームをしみこませるため、
ひたすら打ち込みます。
そして、夕方 練習終了!!
食事のあとも寝るまで自主練習を行うなど
まさに卓球づけの毎日
年間の休日は20日程度しかありません。
そんな木造選手の目標は??・
「東京オリンピックに出場して、メダルをとることです」
力強い言葉で語ってくれた木造選手の
今後の活躍に期待です!